2010-09-22 すいーとブラッド book ☆☆☆ 三原みつき わからなかった。嘘をつき、嘘を見抜く力を持って他人を救う陰陽師は、 こういうとき、どうすればいいのだろう。 魔界の人たちが皆かわいい。懐くドラキュラ娘やワーウフルにニヤニヤしつつ、思いの裏側に見える寂しさに気づいてしまうところが切ない。人の心を察してしまうことは、時に虚しさを覚えるけれど、そもそも自分の心はどうなのかというあたりが見えてきてから、男の子が格好よくなりました。物語の終わりから、本当の意味での恋が始まったんじゃないかな。うん。→ 感想