ヒメカミ 緋焔の吸血姫

「相崎くん。今は私があなたに言ってあげます」
心の中にあった嫌な感情の正体が、やっとわかったような気がした。
「選ばなかったのはあなたですよ。まだ弱音を吐くのは早いんじゃないですか?」

吸血鬼に好かれるという血を持つが故に起こる、楽しくちょっぴり切ないお話。小悪魔な幼馴染みとツンデレな吸血鬼に振り回されて、言うなればお家騒動に巻き込まれるんですが、これまでただただ流されるだけだった彼が、少ないかもしれない選択肢であっても、自分で結論を出していって、吸血姫騒動にケリを付けたところは良かったです。→ 感想