2010-09-26 影詠みの天花 胡蝶の舞と月の記憶 book ☆☆☆ 栗原ちひろ 「欠けている?わたしが?」 「うん。理屈じゃないんだ。ただ、今のあなたはわからなすぎる。あなたが何を考えて、何をしたくて、今ここでこうしているのか。そういうことが何もわからなくて、なんだか、怖い」 月長と天花のやり取りがきゅんとする。幼心からのほのかな思いと、それを知ってる人たちが後押しするしたたかさがよかった。守られるのではなく、手を取っていくために立ち上がる女の子の頑張りが素敵でした。→ 感想