狼と勾玉 〜今宵、三日月を弓にして〜

「……人目がある処では、申し訳ございませんが王子、と呼ばせていただきます。ですが―他に誰もいない折は……」
神流は、少し赤くなりながら、手をついて改めて深々と礼をした。
「豊城様、と……」

銀金のような雰囲気の始まりにワクワクしてたら、王子が無駄に色っぽくてどうしようかと思った。若干雰囲気が変わっちゃったのは、残念だけど、傲慢なようで弱さを持つ彼が気になって……という展開がいい。しかもあのラスト!切なくなる感じがたまらない。早く続きが読みたい。→ 感想