横柄巫女と宰相陛下(4) 金色の悲喜劇

「見送りはもう充分ですわ。いざ出発しましょう」
それから自慢の巻き毛を大きく払い、一際大きな声を青空に響かせる。
「今回の主役はわたくしですわよ!」

おまえまだ自覚しきってなかったのかよ!と思いながら、浅はかとしか言いようのない陰謀に振り回される人たちが哀しくてならない。そして、自覚してしまったが故に、ノトとの距離がつかめなくなってしまった彼は、どうするんだろう。→ 感想