漂う書庫のヴェルテ・テラ(5)

「――めつけるな」
ジグウォルの声は低い。だが、発せられた言葉の帯びる熱は、こめられた意志は、ミルヴァのそれをしのぐものがあった。
「おまえが、聖堂が、人間を、書物を決めつけるんじゃねえよ。存在意義だ?そんなもん、すべての書物に等しくあるに決まってんだろうが!」

ちょっと最後バタバタしちゃってる感じがあったような。最終決戦があっさりだったのは物足りなくもあり、でも必殺技ってそういうものかもしれないなと思い……やっぱりもう少し盛り上げて欲しかった。あと、正体不明な人たちのこととか、もうちょっと描いて欲しかったかな。→ 感想