NOTTE -異端の十字架-

「大丈夫だよ、君、素質はいいんだから。僕なんかいなくてもすぐに上達できると思うよ」
「……そんなの」
「できないって言うつもり?僕、そう思えって教えたっけ」

これはとてもいいボーイ・ミーツ・ガールだった。人々の笑顔を見るためにとエクソシストになったのに、真っ直ぐであるが故に、教会の中で異端になってしまうという、理想と現実の狭間で悩む少女が、冷たいようで面倒見のいい少年に出会ったことで、成長していく姿が素晴らしい。まだ道は長いかもしれないけれど、一歩ずつ進んでいくことを予感させる終わり方が良かったです。→ 感想