クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー(1)

「そのうちの一人が、逃亡する際に妙なことを口走っていたそうだ」
ゲイルは先を続けた。
「『喰わないでくれ』、と」

掟に従い、機械的に戦ってきた者たちが、アートマと呼ばれる印を受けて、大いなる力を得た代償として、異形への変貌と他者を喰らいたいという渇望が生まれて、より人間的な悩みを持ち始めてしまうから、辛いドラマになっています。そもそも彼らはなんなのかというあたりは、これから見えてくるのかな。全五巻でどう締めくくるのか楽しみです。→ 感想