ビブリア古書堂の事件手帖(2) ―栞子さんと謎めく日常

「……この感想文ですけど……、厳密に言えば、違うんです」
「違うって、どこがですか?」
「内容、です」
彼女は重々しく言った。
「これを書いた人は、本当の意味で『時計じかけのオレンジ』を読んでいません」

相変わらずの雰囲気で描かれる二人の距離がいいです。時折、栞子さんが大輔を意識しているようなことを言うから……もう!いったいどう思ってるのかしらとニヤニヤ。母の話がどうなっていくのか気になります。→ 感想