2011-10-31から1日間の記事一覧

ビブリア古書堂の事件手帖(2) ―栞子さんと謎めく日常

「……この感想文ですけど……、厳密に言えば、違うんです」 「違うって、どこがですか?」 「内容、です」 彼女は重々しく言った。 「これを書いた人は、本当の意味で『時計じかけのオレンジ』を読んでいません」 相変わらずの雰囲気で描かれる二人の距離がいい…

天狐来々

「そ、そのような犠牲は天命が変わるときには、つきもの……」 「それが、天の定めた運命ならね。だが、今、人界をいじろうとしているのは、君の手だ。君こそが、この世界に戦争をもたらし、人々を植えさせ、世界を焼き尽くす。それだけの罪を君は背負えるの?…

羽月莉音の帝国(9)

「どうする、これから?」 「悠長に構えてる余裕はなくなった。体勢を立て直して、一気に突っ切るしかなさそう」 「やるしかないか」 「やるしかないわね」 ついにきたか!革命が始まっていく展開が熱い。→ 感想

ケガレの乙女

「おまえがアラアラシを連れてきたんだ。お前が無界に入って……こいつ、ケガレだ!こいつが群にアラアラシを呼んでやがるんだっ。ケガレだっ。ケガレの娘だ!」 猪突猛進というか、少女の揺れっぷりがもどかしくいんだけど、不義の子たる皇子とのやり取りから…

R.I.P. 天使は鏡と弾丸を抱く

「罪悪感のために命を賭けても仕方がない。理性でものを考えろ」 「女は感情で生きる生き物なのよ」 「……それは、なにかの台詞か?」 「たぶん。なんだったか忘れちゃったけど」 雰囲気が抜群です。→ 感想

幽霊伯爵の花嫁 首切り魔と乙女の輪舞曲

「逃げてしまえるほど弱くはなれず、貫き通すほど強くもなれなかったのなら、地べたに這いつくばっていればいかが?」 サアラの行動が痛快でたまらない!相手を思っての言葉ではなく、自分の良いように、言うなればワガママとしか思えない言動をしているのに…

三井澄花と四角い悪魔

「私たちって何の会社の社員だっけ?」 「……クレジットカード、ですけど」 「『クレジット』は『信用』って意味だよ。信用取引の世界に生きる私たちが、人を信じられないでどうするのよ」 何このホワイト企業……始めてのお仕事で、ミスをすることも多いけれど…

死神姫の再婚 誰にも言えない初恋の君

「取り返す」 囚われのお姫様を救い出すのは、いつだって王子様の役目なのだ。 「絶対に、取り返す。だから……、待っていてくれ」 アリシアの向こうっ気がとても楽しい、けど、どんどんとひどいことになってるな……大きく話が動かないからもどかしいけれど、次…

アリス・イン・ゴシックランド(2) 怪盗紳士と大聖堂の秘法

「だから、あなたがアリスを守って。その代わり―」 ジルは、ジェレミーの唇に人差し指を当てる。 「あなたの操作に手を貸すわ」 面白かったー。謎解きとしては物足りないんですが、むしろこれは冒険ものと捕らえるほうがいいんでしょうね。いっそ天晴れな悪…

2011年10月31日の日記

はてダの更新忘れてた。27日は特別何があるわけでもなく、28日は会社の飲み会があったけれど、具合悪くて帰宅バタンキュー。29日は読書三昧しつつ、某人の結婚式に行くためのスーツを買いにいき(いや、普段も着る用なんだけどね)、30日はお出かけ。という…