七月隆文

ラブ★ゆう 6

「勘違いしないように」 撫子が言う。 「これはあくまでなりゆきの結果であって、あなたとのデート権など、まったく!これっぽっちも、ほしくなかったのです。なぜわたくしが、神田俊などとデートをしなくてはいけないのでしょう」 一話目のホスト話はほんと…

ラブ★ゆう 5

「ダイエットなんて、そんな神経質になんなくていいのになぁ?アハハ」 パーーーン!! みことのビンタが炸裂。 「なに言ってるの俊ちゃん!!」 「初めてミコ姉にぶたれた!?」 「ダイエットは……女の子が背負った十字架なのよ!!」 こいつらバカだ……と思い…

ラブ★ゆう 4

「…………………………………………………撫子」 ぽつりと洩らす。 「え?」 「これからは『撫子』と呼びなさい」 前半二編がバカっぽくて楽しい限り。特に二話目の「ツンデレさんと下僕!」にやられました。→ 感想

ラブ★ゆう 3

「ひょっとして、お兄ちゃんのことが好きなんですか?」 「!!そ、そんなわけないでしょう!!神田俊が誰と付き合おうが、わたくしにとってはどうでもいいことですわ!!」 「よかった……じゃあ、いいんですよね?」 撫子が絶句する。 ツンデレの悲しい性だ…

ラブ★ゆう 2

「……あれは、見たことのない魔物だった」 ロザリーがぽつりとつぶやく。 「強かった。私ひとりでは危なかった」 ロザリーは一呼吸置き 「だが、シュンが助けてくれた」 と言った。 「だから倒せた」 ロザリーは、俊とまっすぐに向き合いながら、目を細める。…

ラブ★ゆう

少女が立ち上がり、行動に移る。 見知らぬ部屋に来て、少女が真っ先にしたこと。それは、俊に話しかけることではなく― タンスを開けることだった。 真剣な目つきで中をのぞき、手を突っ込んでがしがし服をかき回す。そこに住人外s手もまるでおかまいなしだっ…

イリスの虹Ⅱ ミス・ミステイク

戦いじゃない。 そこでは、自分は彼女を守れない。 自分にできること。 帚の何を守れるか。 ―それは。 あったはずだ。 心理描写の妙にやられるシリーズ第二弾 → 感想

イリスの虹

むしろ悪役が好ましかったり 感想: http://www.booklines.net/archives/484023244X.php