春日みかげ

織田信奈の野望(6)

「もう、どこにも行かないわよね?約束してくれたでしょう。わたしの夢をかなえてくれるまで、ずっと一緒にいてくれるのよね?」 今回はにぎやかなお話だったなー。それだけで終わってしまった感じがあるので、物足りなく思いましたが、次は合戦があるといい…

織田信奈の野望(5)

「その未来は、サル晴さんが教わってきた歴史なのですか?」 「いいや、違う。俺たち全員で手に入れる未来だ。まだこの国の誰もが―世界の誰もが見たことのない未来だ」 いやー、すごかった。史実と同じようで異なる展開を見せ始めたことが、面白くてたまらな…

織田信奈の野望(4)

「……仏法を盾に好き勝手動いている叡山の僧兵どもも、土御門も、浅井朝倉も、ことごとく焼き尽くすの……」 重かった。きつかった。変わっていく歴史と修正されていく歴史が、織田軍を襲ったけれど、ギリギリのところで切り抜けられて、本当によかった。今川義…

織田信奈の野望(3)

忘れるな。絶対に忘れるな。 この国が、この世界にいま必要としている人間は信奈なんだ。 ここで終わるか!と読み終わったとき言いたくなりました。こんな涙じんわりなものを見せられるなんて思わなかった。浅井長政とお市の婚姻は、意外な形でうまく言って…

織田信奈の野望(2)

「俺はまだあきらめねえ、絶対にこの結婚を阻止してやる!ざま見ろ!」 「ああそう!そんなにわたしの結婚を邪魔したいのなら、三日以内に稲葉山城を盗ってみなさいよ!」 「おう、正々堂々俺さまの実力で盗ってやらあ!!!!」 おまえらもっと素直になれよ…

織田信奈の野望

「サル。どうなの、あんたの千里眼では……」 言いかけて、信奈が不意に口を閉じた。 良晴は、傷だらけの顔で微笑を浮かべていた。 「お前の道だ、信奈。お前が自分で選べ。俺は黙ってついていく」 ツンツンしまくりだけど、実は仲間思いである信奈が可愛い。…