ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち

「わたし、古書が大好きなんです……人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです……中に書かれている物語だけではなくて」

普段は内気で、それなりに会うようになっても、なかなか大輔と話が弾まない栞子が、本の話になると、目を輝かせていろいろ語る様が可愛く、また話す内容も興味深くて、挙げられる本を読んでみたくなります。時に本を大切にしすぎるが故に……ということもあるけれど、寄り添える人がいたら、ね。→ 感想