みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。 どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。 何度呼んでも面白い。すばらしき青春物語です。 → 感想

心が奮える役者たちの戦い → 感想

ひとりでも知ってる作家がいるなら、超お買い得なアンソロジィ → 感想

常野の「裏返し」の物語 → 感想

アナザー・ヒル。そこは故人と再会できる場所。 V.ファーの住民は、ヒガンの時期にそこを訪れ、死者を暖かく迎える。 死者は生者と見分けがつかない。だが、死者 - 「お客さん」は絶対に嘘をつかない。 ゆえに死者との会話は法的な証拠として取り上げられる…

私は槙村家の末娘、聡明で美しい聡子様。けれど、体が弱く友人と言える人がいない。 そこで、槙村家のお抱え医者である父の娘 - 私は聡子様の話相手としてお屋敷へ行くことになった。 いつしかお屋敷で過ごす日々が楽しくなったころ、槙村家に不思議な家族が…

二十年近くも前の夏だった。 青沢家で催された祝いの席で死者十七人を出したあの事件が起きたのは。 容疑者の自殺で一応の解決に至ったものの、巻き込まれた者たちは釈然としない。 月日が経ち、埋もれた記憶の中から、引き上げられ、まとめられた本「忘れら…

毎年、親戚・招待客が集まる山荘。そこでおきる事件。 第1章で人が亡くなるも、第2章ではその人は生存し、別の人が亡くなることとなる。そして第3章では亡くなったはずの人が生存し、また別の人が亡くなり・・・、そんな転換が続く不思議な物語。途中で読む…

次の日の朝まで80キロの道のりを歩きとおすという高校の行事「歩行祭」。 主人公の貴子はひとつの賭けをする。親友にも隠している秘密に関して。 それぞれに抱える悩み、想いを打ち明けあったりしながら歩くという単純な話なのに、ここまで引き込まれるとは…

「これからあなたにいくつかの質問をします」 そんな言葉から始まる物語。質問は都内のデパートで起きた事故について。 死者69名、負傷者116名を出したにもかかわらず、事故の原因はわかっていない。 原因を解明するために、目撃者へ問いかける・・・。 全編…

世界的に有名な美術家から巨大な野外美術館への招待を受けた学生と新米美術家。そこで待ち受けていたものは、恐怖だった。 最初から雰囲気作りがいいです。ちょっとした謎が、また新たなちょっとした謎を呼んで、その原因は美術家であることがはっきりしてい…

「自分が死んでも理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」 そんな祖母の遺言を受け、高校生の理瀬は「魔女の館」と噂される洋館に住むことになった。 やはりこの人はストーリィテラーだと思わせる作品。雰囲気作りが抜群。ラストまで引き…