「お、おまえ、その設定までおままごとに持ち込んでしまうですか!?」 「うちの旦那は奥さんに殴られるのが大好きなドMの変態なの。だから、私に殴られてとても喜んでいるのよ！つまり、これはただの暴力ではなく、夫婦間のコミュニケーションというわけなん…

「さあ、言いなさい。嵐子になにをしたの？」 「はぁ……な、なにも、してないんですぅ。本当なんですぅ」 「粘るわね。でも、今のマッサージは、まだ第一章……間宮流マッサージ尋問術・問裸舞流（とらぶりゅう）には第十三章まであるのよ。最後まで正気を保っ…

「太郎、大丈夫か？」 「あ……た、たた辰吉……」 「……もじもじした動きをするなよ、気持ち悪いから」 辰吉は警戒するように一歩下がりながら言う。 ああ、やっぱり辰吉は素敵だなあ…… 「辰吉……この劇が上手くいったら、俺と結婚してくれないか？」 ドM体質を直…

「な、なんでわからないのよっ！バカ！鈍感！変態！アンポンタン！」 「アンポン……わ、わからねえよっ！まったくわからねえ！なんでおまえが転校したがるのか、まったく意味がわからねえ！」 「だ、だって……」 「だって、だってだってだってだってだってだっ…

「もし、違う出会い方をしていたなら……私たちは、友達になれましたか？」 「そうかも……しれないね……」 「な、なに言ってんの！？あんたらは親子だからっ！親子だからねっ！」 にっと男前な笑みを浮かべる母さんと姉貴。そして ― バトルが再開される。 たまら…

「うぷ、うぷぷ。見たっ！？いまの見たっ！？こいつ、本当にあやまりやがったわよ！生まれてきてすみませんって！しかも、あんなうれしそうな顔で！」 近くにいる結野のほうをみて、先輩は笑いながらぱんぱんと膝を叩く。 「こいつ本物だわ！真性のマゾ野郎…

「またまた。貴様が独力であんなカワイイ子とデートできるはずないだろうがっ！身の程を知りやがれ！」 「なんでいきなりキレてるんだよ！ちゃんと普通に誘ってオッケーをもらったんだ！」 「だから見栄を張るなって。兄貴があのレベルの女子とデートするに…

前作より良かったよ → 感想

びみょうかも。 感想: http://www.booklines.net/archives/4840114528.php