葵せきな

生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録(6)

「こちらこそ、来年もよろしくねっ!バーカ!」 まさかまさかの熱き青春物語にやられました。→ 感想

生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録(5)

「驚異の悪口ミルフィーユに、真冬、もう対処方法が分かりませんです」 「笑えばいいと思うよ」 「そのセリフ万能だと思ったら大間違いですよ!」 本編とは違う人たちで絡み合う姿が、新鮮かつ面白い。ドS探偵にニヤニヤが止まらず、くりむと真冬のショッピ…

生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録(4)

「アカちゃんが、何かに怯えて涙と鼻水を流しているフィギュア。……くるわぁ」 「それを貰ったドラマガ読者はどう思うんだろうねっ!」 「それを鑑賞しているところを親に見つかったドラマガ読者も、どうなるんでしょうね」 「ああっ、考えたくないっ!」 「…

生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録(9)

「その、さ、サンキュな、深夏」 「あ、ああ」 「……」 「……」 「か、勘違いすんなよなっ!あたしはただ、お前が好きなだけなんだからなっ!」 「どういうこと!?」 卒業間近という寂しさを漂わせながら、いつもどおりの楽しい会話も見せてくれました。バレン…

生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録(8)

「なぁ……鍵……あたしさ」 「な、なんですか」 「この気持ち……確認させて……くれない、かな」 デレた深夏がすっごい可愛い。あと、最後の幼児退行のお話しがいろいろ残念でちょっぴり温かくて好きだ。→ 感想

生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録(3)

「おいおい、鍵。なんだよ急に。散々他人の目を覚ましておいて、今さら寝るはないだろ」 「そ、そうよ杉崎。もっと、お話ししましょうよ」 「なんなんだよお前ら!捻くれ者かっ!俺が引いたときだけ、食いついてきやがって」 「杉崎君……」 「う。わ、分かっ…

生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録(7)

お客「今一瞬、素が出ましたよね!悪態つきましたよね、客に!」 店員「なにをおっしゃいますか。フラワーショップ椎名における接客三箇条は『親切、丁寧、冒涜』ですよ」 お客「最後のはなに!?どういう意味!?確かに色々納得だけどっ!」 店員「ところでお客…

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録(2)

「お前のうち、最近レンジ壊れてるんだったよな……」 「わ、渡すしかないのか……。温めて貰うしか、ないっていうのか!」 「ふふ、温度を上げるも下げるも、すべてこのコンビニ店員たる我の手の内よ!」 「くそぉ!お前、この生姜焼き弁当をどこまで弄べば気が…

生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録(6)

「推理もなにも。事件の関係者どころか、最初から全ての真相を知っている唯一の人間じゃない、アカちゃん。ある意味犯人じゃない」 「犯人じゃない!桜野くりむは被害者と言っていいだろう!」 「なんの被害者よ」 「……ゆとり教育の」 もはやヒロインは知弦…

生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録(5)

「胸を打つ物語に触れてこそ、子供は成長していくのよ!」 「珍しいですね。会長さんが、ちょっと大人なこと言ってます」 「ふっふーん。なめてもらっちゃあ困るよ、真冬ちゃん。私、気付いたんだよ」 「BLの魅力にですか?」 「なんでよっ!そんな伏線、ど…

生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録(4)

「き、着やせするタイプなんだよ、私。脱いだら凄いんだよ」 「どんな着やせですかっ!その外見で実はFカップだったら、もう、既にファンタジーの粋の能力じゃないですかっ!」 「さ、さらしを巻いて、普段は押さえつけているんだよ!」 「だとしたら、とん…

生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録(1)

「ここは、作家を始めとする有名人さんから推薦コメントなり、帯コメントなりを貰うのが有効じゃないかしら。つまり、ドラマガ進出で、それを募集するのよ」 「……はぁ。まあ、有名人に推薦してもらったら、凄いでしょうけど」 「有名人がそんなにホイホイコ…

生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3

「会長!俺、ムラムラしてるんで、先帰っててください!じゃ!」 「行かせるかっ!そんな危険人物、放せるわけないでしょう!」 「く……なんてこった。足が……足が!俺に構わず先に行けぇ!」 「そんな後味悪い帰宅いやすぎるよ!」 「そうそう、音楽室に女子…

生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2

「じゃあ、知弦さんの興味あることって?例えば、どういう部活があったら入りたいですか?」 「え?そうねぇ……うん、『SM倶楽部』なんて入ってみたいわ」 「すすき野に部室が存在しそうですねぇ!」 「S行為をして、その上お金が貰えるなんて……ああ、いい仕…

生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1

「で、更生って、具体的に何をするんです?」 俺の質問に、「ふむ」と会長が腕を組む。……可愛い。ロリな女の子が大人ぶって腕を組んで考え込んでいるのって、こう……性的な興奮じゃなくて……「萌え」なんだよ! ああ、なんでこの感情を表す言葉が、こんなオタ…

マテリアルゴースト 5

「たぶん、誰にも誉められないことだし、私に得はないんだろうけど……でも、一生に一回ぐらいはいいかもしれない」 「何が?」 「ヒーローに、なってみるのも」 素敵な最終巻でした。→ 感想

マテリアルゴースト0

「私はここに『第一回 後輩萌やし選手権』の開催を宣言する!」 「や、勝手に宣言されましても……。具体的には、どういうことをするんですか、それ」 先輩は「ふふ」といつもの不適な笑みを浮かべた。 「そうだな……。私は別として、この空間では衣服を自由に…

マテリアルゴースト4

「くそ……くそ!」 ただただ悔しかった。悔しくて、悔しくて、悔しくて。 そうして……。 気付いた時には、また、言ってしまっていた。 「……死にたい」 コミカルでシリアスで、急転する最後に驚き。いったい最終巻はどうなるんだろう → 感想

マテリアルゴースト 3

「なんで……なんで!」 「……それは、何に対する疑問ですか?」 そんなものは私にもわからない。ただただ、納得できなかった。 「多数のために少数を犠牲にすることは、悪だと思いますか?一人の命で百万の命を救う行為は、悪だと思いますか?」 「…………」 「正…

マテリアルゴースト 2

「光栄に思え、後輩」 「はいはい」 「美女先輩に付き従う人生も、なかなかにスリリングだと思うぞ」 「僕の人生にあまりスリルを持ち込まないでください」 「じゃ、私が甘〜い待遇をしてやろうか?ラブラブ新婚カップル真っ青なキャラで今後行こうか?『ケ…

マテリアルゴースト

第17回ファンタジア大賞佳作 → 感想