城崎火也

渚フォルテッシモ 5

「なあ、渚」 「何、大地?」 帰りかけていた渚が振り返った。 「明日も―会えるよな?」 伝説の武器はご都合かもしれないけど、人魚の息吹に至るお話は良かった。せっかく良い感じになったのに、終わっちゃったのかな?残念。→ 感想

渚フォルテッシモ 4

「人魚姫のおまじないをしてあげるわ」 「おまじない?」 「そう。緊張をやわらげる、特別なおまじないよ」 二人の距離感がとてもいい。それだけに、各イベントをもうちょっと深く書いてほしかったなあ。 → 感想

ドラゴンクライシス!ローズの覚醒

「リュウジ!リュウジだー!」 飛びつくようにして、ローズはリュウジに抱きついた。 「ぎゅっして、リュウジ!」 もう照れなどなかった。 竜司はただただ、力いっぱいローズを抱きしめた。 愛しい、僕の少女。 もうちょっと無邪気なお話になってくれたほう…

渚フォルテッシモ 3

「ママったら!強引すぎるわよ!」 「なんで?好きな男の子を家に呼びたいって思うのは普通でしょ?」 「なっ……!」 「渚ちゃんも大地くんを家に連れてこようとしてたんじゃないの?」 セシリアがそういった瞬間、渚の顔が真っ赤になった。 「だ、誰が、この…

ドラゴンクライシス!新学期は大騒ぎ!!

「怒鳴ってごめん。でも、もうこんな危ないことはしないでくれ」 「リュウジ……」 「おまえより大事なものなんてないんだから!」 わりと日常ものって感じでしたが、大きな不安を予感させる終わりだったので、次あたりいろいろ動きそう。→ 感想

渚フォルテッシモ 2

「あんたのせいよ」 「は?」 「私が力を使えなくなったのは……あんたの……」 「みんなみんなみんな、あんたのせいなんだからーーーーーーーーーーーーー!!」 ああ、渚が素敵すぐる!素直になれない女の子に悶えまくったラブコメでした。もう大好き!→ 感想

ドラゴンクライシス!愛しのオオカミ少女

「ロ、ローズ……違うんだ。これは感謝のキスで……」 「じゃあ、私もする!私も竜司に感謝してるもん!」 「え、僕、何かしたっけ?」 ローズが竜司に飛びついてきた。すっと首に腕を回してくる。唇がそっと動いた。 「一緒にいてくれて、ありがとう……」 ローズ…

渚フォルテッシモ

「まさかと思うが、ラーメンが好きなのか?」 その言葉は爆弾なみの破壊力があった。渚の顔が真っ赤になった。 「そそそそそんなことないけど!あんな下品でチープな食べ物!ででででも、あんたがどうしても食べたいって言うなら、付き合ってあげてもいいけ…

ドラゴンクライシス!依頼人は皇女さま

「あなたは本当に竜司さんが好きなのね……。見せていただきましたわ。レッド・ドラゴンの勇猛さと誇り高さを」 読んでて楽しくなりますね。これは今後も期待できそう。 → 感想

ドラゴンクライシス!真紅の少女

「一瞬にして『男の子』から『男』に変わるんだもん。びっくりした」 ふふっと英理子が楽しげに笑った。 「できれば、そのきっかけが私だったら嬉しかったんだけど」 「え?」 「ううん、何でもない」 もう二捻りぐらいほしいかなあ → 感想

鬼刻 二人舞

行方不明者。それは鬼病の存在を予感させる出来事。 それは真朝の妹が通っている学校の生徒だった。 情報を集める志郎と優貴。当然のごとく出会う真朝の妹。 彼女を危険な目に合わせるわけにはいかない。 だがその時、志郎のセンサに引っ掛かるものがあった…

嘆きの館

家族とのいさかいで荒れていた啓吾。つい声をかけてきた男の怪しいバイトを引き受けてしまう。 それは今度建設されるアミューズメントパークのアトラクション「嘆きの館」の体験モニタ。 同じようにバイトでモニタを受けるのは同年代の二人の男性。 やがてア…

鬼刻 コイヤミ

以前の事件で被害者となってから、外へ出ることが、人ごみが、知らない人と すれ違うことが恐ろしいと思ってしまう優貴。 だが、このままではいけないと、出かけた先で出会ったアリサ。 明るく、才能に溢れた彼女に惹かれた矢先に、その事件は起きた。 アリ…

鬼刻

亡くなる直前の母は、それまでとは打って変わった人になってしまった。 その男は言う。母は鬼病にかかっていた、と。 鬼病。それは人が人に乗り移ること。 発病すると乗っ取られた人間の意識は無くなり、通常では考えられない力を持つようになる。 発病の条…