2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ミストクローク 霧の羽衣(3) 永遠の大地

「信念ってのは、まわりで何が起ころうと関係ない。誰かが見まもってくれるってことを人は信じられる。誰かがうまくいくようにしてくれるって信じられる」 セイズドは眉をひそめた。 「つまり、いつだって手段はあるってことだ」 緊迫した序盤から始まり、さ…

サミア

「貴志は誰かを好きになったことないのか」 「好きな奴はいるよ。……それこそ、そいつのためなら死んでもいいと思うほど」 「なら、なおさらだ。俺の気持ちはわかるはずだ」 「……でも俺はそいつと一緒に死にたいなんて思わない。俺はそいつと一緒に生きたいん…

2011年2月8日の日記

天気が下り坂らしい。せめて僕が家に帰るまでは振らないでと祈りながら仕事してた。っていうか、同僚が午後半休取るといってたから、それにあわせて仕事してたのに、昼休憩を取ってて、えっ?となった。1時間前倒しじゃんかよ……。勤務時間ってそれでいいのか…

ギデオンの恋人

胸にちくりと痛みが走った。ああやだな。こんなの。こんあ痛くて辛い思いをするなら、人を好きにならないほうがいい。 あんなことにならなかったら、いままでみたいに気兼ねなくつきあえたのに。 デビュー作とはずいぶん違う感じですが、よかったです。とて…

ミストクローク 霧の羽衣(2) 古からの声

「どうしてケルシャーが支配王を倒したみたいに、おれたちもただ同志市民の支配をひっくり返してはいけない?」 「それでうまくいくとは思いがたいね」 「どうして?」 「とても単純な理由からだよ、親愛なる坊や。われわれにはもはや、ケルシャーがいない」…

2011年2月7日の日記

体全体がだるい。しかも一部が筋肉痛。ボードゲームはハードなスポーツだということがよくわかります。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; j…

秋の牢獄

私はね……たとえ自分が過去へ脱ぎ捨てられた影だとしてもかまわない。本体の私の人生などつまらぬものです。あなたたちに出会い、これほど素敵な時間を過ごせたのだから、よしとしましょう。 三編の中短編集。どのお話も理不尽な状況に追い込まれるお話で、そ…

横柄巫女と宰相陛下

「君はそんな顔で笑うのだな」 さくっと読めて、物足りないところもあるんだけど(なんだあの稚拙な陰謀は)、感情を表に出さないが故に誤解されていた女の子と、常に冷静で冷たく感じさせるほどの男の距離が縮まっていく様子が良かったです。場所を変えたら…

2011年2月6日の日記

雨に降られたのは久しぶりだなあ。常に折り畳み傘を持ち歩いてるでるたさんですが、先日の金沢の時、傘を取り出したのが、ここにきて祟りやがりました。おのれ、こんこん。それほど寒くなかったのが幸いというべきかしら。今日は毎月恒例のラ管連ボードゲー…

斬光のバーンエルラ

「これがどういうことかわかる?」 「面倒だってのはわかるぞ」 「人間にとってあなたは絶対に王にしてはならない忌むべき存在。エルーランにとっては希望の星。そんな複雑な立場なのよ」 王道って感じのファンタジー。単純明快な主人公の行動が痛快です。さ…

姫婚オールアバウト

「美しい」 ネリネが言い、メレンが 「今日はいい日だな」 と言い、レッカは、 「ええ、いい日にしましょう」 と言った。 苦しいこともあるけれど、明るく、前を向いて。読後感が気持ちよかったです。オチも含めて!野梨原さんだなーという感じの作品でした…

2011年2月5日の日記

何もしてない休日は書くことがない。朝九時近くまで寝ていて、寝過ぎだろと思っていたのに、二時間も昼寝してしまうってどういうことなんだろうと悩んでいると、本が崩れてくるからオチオチ悩むことも出来ない。しかたなく本を読む。腰が痛い。考えてみたら…

表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?

「約束……ですからねっ?二人だけの約束……絶対、絶対、ぜぇったいに!破っちゃ駄目な約束っ!もし破ったら……また怒っちゃいますからねっ!」 ミャーの笑顔が弾けた。目の周りは腫れているし、頬には幾筋もの涙の跡。それでもこの世の何よりも美しい、喩えさえ…

ミストクローク 霧の羽衣(1) 新たな救い手

?口に出すことには気をつけよ……安全であるのは頭の中で考えたことだけだ? この謎を突き止めないといけない。あたしたちがみつけたものを全部あわせてみて、あたしが解きはなったあれを倒す――または出し抜く――手段をみつけないといけない。 そしてあたしは、…

2011年2月4日の日記

今週は四日しか出勤していないはずなのに、やけに疲れてる。やることが多すぎるからかしら。いろいろ期限が迫ってきてて、ふぅ。最近、PC相談所みたいな感じになってきてて、自分の仕事が進まないからなー。 いまどき右クリック禁止なシステムがあって、コピ…

○×△べーす(1) ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド

「卑屈にならないで。怖がらないでよく見て。あなたが恐れているものは、あなたの力で越えてゆけるはずなのですから」 無言の僕から、何を読み取ったのか。僕には良くわからないことを、彼女は断言する。 「あなたのそういう姿に、私は希望をもらったのです…

鏡の国の眠り姫

「それで……何なの、提案って?」 「うん」 シリンは、なぜか、天井を見上げるようにして視線を逸らした。そして、とんでもないことを言った。 「僕と恋愛をしてみないか」 相変わらずもどかしかったけれど、ようやく届いたか。隠し事されて塞ぎこんでた彼女…

2011年2月3日の日記

ここ二日間、目覚めが4時台なんだけど、なにがあった。なんかこう、もうちょっとぐっすり眠りたい。 そしてこの微妙な体調の中、人身事故があったとかで、電車が込みやがってくれて、本が読めず辛い一日の始まり。押して押されて、妙な体勢になったりと疲れ…

わたしと男子と思春期妄想の彼女たち(1) リア中ですが何か?

「こら、ユイヒメは黙っていなさい。普通はわからないわ。私たちが妄想の産物だなんて」 「も、妄想の産物ってどうゆうこと?」 三人は顔を見合わせて頷くと、衝撃発言をした。 「「「私たちは男子の妄想から生まれた<妄想少女>なの」」」 初めこそ主人公…

薔薇と聖歌 シスター・ブラックシープ(3)

「でも、僕は嫌なんだ。僕を守るって君は言うけど、僕はこんなふうに守られたくなんかないんだ。君のやり方じゃ、僕の心は死んでしまう。君は、」 「君はあと何度僕を殺す気だ?」 いろんな意味でドキドキの一冊だった。正体がばれそうな展開と、唇から生ま…

2011年1月の読書記録

読んだ本(小説・マンガ)の冊数は116冊でした。うち小説の感想は、54冊といつもに比べると少なめ。まあ、年始死んでましたし、その後もちょくちょく更新してなかったからしかたないか。そして、1月に使った本の購入金額は……68,826。うん。っていうか、僕は…

2011年2月2日の日記

えるしってるか こんこんが ちけっと とってた 富山でKalafinaがライブやるよって話があって、ふーんでも富山だしねーとコモリさんと話してたけど、個人的にちょっと悔しい出来事があったあとに(何も言うな)、いく?どうする?と、こんこん先輩が余裕かま…

子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき

「いきなりこんなこと言い出して……やっぱり変ですよね、わたし……」 「まぁ、変かどうかで言えば変だけど」 思わず本音を言ってしまった。佐々原がますます肩を落とす。僕は慌てて、本音を重ねた。 「それは、良い変だよ」 成田と仙波のコンビが絶妙ですね。…

嘘つきは姫君のはじまり 少年たちの恋戦

「そばにいても苦しいばかりと京を離れましたのに、面影は薄れることもなく……これ以上は逃げる場所もありません。どこへいっても、どれだけ遠く京から離れても……こころに浮かぶその面影そのかたへの想いからは、どのようにしても逃げられないとわかったので…

2011年2月1日の日記

昨日一昨日と、ごろごろしながら読書三昧していたおかげで、腰が痛い。す、ストレッチしないと……と思いながら起きた朝。さすがにこの二日間だらだらと過ごしただけあって、寝不足もなくなり目覚めはすっきり。雪で足止めされていたこんこんさんはどうなった…