2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

赤い靴の誘惑 (株)魔法製作所

「彼、人間にしてはイケてるわね」 「そうね。これまでのことを考えると、わたしにしてはたしかに上出来だわ。さてと、金曜日にオフィスに着てくる服を考えなくちゃ。そのままカジュアルなデートに出かけられるような」 「どこへ行くの?」 「内緒だって」 …

ダウン中

昨日の夜から、具合の悪さが一気に加速してダウン。眩暈のしすぎで吐くってどんなんよ。いまいち原因がわからないんだけど、フラフラするので仕事休みました。 熱とかないので、ごろごろしてても眠れないなーと思ってたけど、気がついたら寝てたってことは、…

かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス 1

「あのさ、僕らはお互いに弱みを握り合ったんだ。それは信頼と同じことだろ?」 「!」 「君がそんなに隠したい秘密なら、僕にとっては最高の、そして最後の切り札だ。だから」 にこっと笑いかける。 「君が僕を裏切らない限り、僕は君を裏切らないよ」 これ…

セカイのスキマ 3

「一応【四つ辻の会】の顧問として助言すると、だ。彼岸の存在とやり合うには、それが一番大切なことよ。自分の<<意味>>を信じること。自分の言葉を信じること。自分を信じること」 「信念……ってことか?」 「うーん。どっちかって言うと、気合かね」 この終…

4月のイベント予定

4月にあるイベントのお誘いを、とある方から受けて、うほうほ思いましたが、さすがに夜はきついので、昼だけにしようかなと思ったり思わなかったり。イベントといえば、LNF も 4月でしたね。サイトを見ると「参加申込」なんてものがあるから、事前予約は完全…

今日は何の日

社内のそこら中でお菓子を配ってる男性をみかけました。今日が何の日だかは、僕の中で認識されてないので気にしない。いい天気だよね。心も体も寒いけど。 くしゃみしたら腹筋が痛くなったのは、運動不足なんでしょうか。それにしても具合が悪すぎる。食事を…

夜は短し歩けよ乙女

幼い頃、彼女は姉からおともだちパンチを伝授された。 「よろしいですか。女たるもの、のべつまくなし鉄拳をふるってはいけません。けれどもこの広い世の中、聖人君子などはほんの一握り、残るは腐れ外道かド阿呆か、そうでなければ腐れ外道でありかつド阿呆…

読書中、食事は摂れてもテレビは見れない

平和さんに「迂闊」という言葉を贈呈される僕ですが、umikawausoさんからもツッコまれた*1。 いやまあ確かに食事中に読むとまずい内容だよなとは思うものの、そもそも食事中に本を読むこと自体に驚いた。何かしながら本を読むって私はできないんですよね。テ…

風邪気味でも、森見登美彦サイン会の整理券はもらいにいく

とりあえず風邪薬飲んでみたわけですが、変わったのか変わってないのか。自分の体調ほど信じられないものはないので、なんともいえない。今日は妙に忙しかった。ひょっとして、ko氏はこれを見越して、うんちゃらの件に手をつけたんじゃないかと思うぐらい(…

カレイドスコープのむこうがわ

「やれよ神田。あたしは動ける。おまえに炙り出されて、こいつらも追い詰められてるんだ。今日こそけりをつけてやろう」 にやりと、笑う。 長い髪はぐしゃぐしゃで、スーツも埃だらけなのに、いつもより一層楽しげに笑う。 なんてずるい人だろう。 こんな顔…

土くれのティターニア 2

「じゃ、おぶっていく」 しゃがんで、明日香に背中を向ける。明日香はためらっていた。 「……重いぞ?」 「大丈夫」 仮に重かったとしても、それを口にするほど野暮ではないつもりだ。 「わたしに押し潰されないことを祈るよ。ああ、そうだ、知っているか?お…

頭痛が止まらない

普段は頭痛薬飲めば、だいたい止まるんだけど、今日はダメだな。和らぐのが精一杯か。まあ、痛みが弱くなるだけましか。朝の通勤ではクラクラして倒れるかと思ったしなあ。 っていうか、いつもどおりの体調不良じゃなくて、風邪なんじゃないか?そんな状態で…

はてなロディア欲しい!

ってことで、フランスにまつわるもの。よくわからないので適当に。[rakuten:esports:10054553:detail]はてなロディア欲しい!

護くんに女神の祝福を!11

「絢子さん、素直に、信じてください」 「― え」と、うろたえる絢子へ微笑みかけた。 「絢子さんがこんなことじゃへこたれない強いひとだって、わかってますから。みんなわかってて、それでも絢子さんを守りたい、絢子さんのためになにかしたいって思ってる…

二四〇九階の彼女Ⅱ

明日、おまえにコーヒーを淹れてやる。とっておきのコーヒー豆を実は持っているのだ。なに、遠慮するでない。小僧の教育のためなら有効活用と言えるだろう?」 眠そうな、幸せそうな声で彼女は言った。 「……もし、そのコーヒーが気に入ったら、そのときは小…

リリアとトレイズⅤ 私の王子様 上

「祈ってやる!」 「は?何を?」 「あなたとあなたが告白する女の子の仲がうまくいきませんように、って」 「〝呪ってやる〟の間違いでは?」 「うるさいボケ。最後にもう一つ聞く」 「まだ何か?」 「― トレイズ、あんた本気でリリアさん好きなの?」 いつ…

03/12 〜 03/17の購入予定本

お、何か今週すごい少ない気がする。二桁の冊数いってない。 少しは積本崩せるかな。 3/上 東京創元文庫 砂の城の殺人 谷原秋桜子 [A][B] 赤い靴の誘惑 (株)魔法製作所 シャンナ・スウェンドソン [A][B] bk1だと24h出荷になってるってことは、もう出てるっ…

まだまだ不調は続く

どうにも具合の悪さは続く。ちょうど疲れて体力落ちてるときにやられたから、いつもより長引いてるのかも。あの日寒かったのに、外で酔い覚まし(飲んでないが、空気に酔った)をずっとしていたから、風邪を引いた可能性も無きにしも非ず。 えーと、今週って…

断章のグリムⅣ 人魚姫・下

『生きるってことは〝炎〟だもの。炎は暖かいけれど刻々と揺らいで、ひと時も同じ形の時がない不安定なものよ。だからいつも同じだと思って触れようとしたら、火傷してしまう。冷たい〝死〟だけが、この世で唯一信用に足りるもの』 陶酔したように細めた目で…

シゴフミ2 ―Stories of Last Letter

「……マヤマ。ありがとう」 それが、ずっと生意気な口調で語りかけていたカムイの、最初で最後の感謝の言葉だった。 その言葉を聞いた時、マヤマは悟る。 ―僕にできることは、もう何もないんだ。 前作よりも、悲しみに泣かされるお話でした。→ 感想

整理券獲得に向けて

朝7時に起きる。頭痛は無い。背中が痛い(吐くときこんな筋肉使ってるとは知らなかった)。吐き気はない。ただし、吐き気の残りカスのような澱がある。 いつもの具合に悪さに比べたら、三割り増しぐらいですが、このくらいなら動けるかなと、ノロノロとアキ…

レジンキャストミルク6

「辛いぞ」 「大丈夫です。……マスターと一緒なら」 「死ぬかもしれないぞ」 「死にません。……マスターを置いては」 「そうか」 「そうですよ」 だったら、大丈夫だ。 希望と絶望が見える展開には、ゾクゾクさせられます → 感想

陰陽ノ京 巻の五

「ならば問おう。〝生〟とは、どういうことかな?」 「次の世に、自分とは別の命をつなげられること……それが、生というものだと思う」 「これこれ。その論法だと、子を生めぬ者は死者ということにならぬか?」 時継は静かに、首を横に振った。 「命をつなげ…

無事帰宅

危なかった。というか、ヤバすぎなんだけど。 総勢20人近く集まった送別会ということで、久しぶりに会う人たちと和気あいあいとやっていたのはいいんですが、体的に無理があったようで、途中からガンガン気分が悪くなる。しかたないので、途中で抜けたんです…

EDGE 3 毒の夏

失われ、永遠に果たされることはないと一度は諦めた約束が、今、甦る。 ― なあ、今度、お前の拳法とおれの空手と、どっちが強いか勝負しようぜ。 忘れたと思っていたのに、まるで昨日聞いたことのように、明るい声ごと、藤崎の言葉が耳に響く。 ひとつが与え…

銀星みつあみ航海記 LOG.00 俺らが出帆した動機

「そこで、お前さんに聞こう。国力を回復するために最も重要なものとはなんだと思うね?」 「なんか、理想主義っぽくて好きじゃない答えですけど……これしか思いつきませんでした……希望……違いますか?」 「そのとおりだよ、未来に対する希望、自分の将来に明…

本日の購入本

電撃文庫の新刊購入。 「護くん」と「リリアとトレイズ」を買ってないのは、ひょっとしたらサイン会なるものにいけるかもという、淡い期待からの行動です。はい。 残念ながら富士見ミステリー文庫は売っておらず。まあ、明日……は無理だから。土曜日にでも買…

忙しさに慣れつつある日々

おっと、lock氏がお休みですかそうですか。そういえば、自転車が盗まれて、遠方に乗り捨てられて、被害届出してなかったから、放置しないで引き取りにきやがれって警察から連絡があったって落ち込んでたな。いや、関係ないと思うけど。 関係ないといえば、上…

身代わり伯爵の冒険

「やめますか、やっぱり。身代わりなんて」 「なんで?始まったばかりじゃない。なんでそんなこと言うの?」 「いや、もう嫌になったんじゃないかと……」 「なに言ってんの、やるわよちゃんと。あたしの座右の銘は『有言実行』なのよ。そして『継続は力なり』…

多重心世界シンフォニックハーツ 下 多声者の終焉

『今まで友達でいてくれて、ありがとう。私には、ふたりと過ごした日々が宝物でした。ケイト、ミカ、二人とも、どうか私のぶんも元気でいてください。……さようなら』 まるで遺書のような、別れのメールだった。 「バカだよ、あの娘。生真面目に講義のレポー…