2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

白山さんと黒い鞄(2)

「あのね、わたしも同じなの。衡くんが、青嵐さんでも遠咲先輩でも、他の人と、― しているのを想像すると、とても、とっても嫌な気持ちになるの。だからね」 ぎゅっと、祈るように両手を固め合わせて。 「だから、こうするしか、ないの」 そう囁いてから、白…

今週の購入予定本

やけに多いので、いくつか削る。 07/15 GA文庫 おと×まほ8 白瀬修 [A][B] オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活 鳥羽徹 [A][B] メイド刑事9 早見裕司 [A][B] B's-LOG文庫 お狐サマの旅は道連れッ! かたやま和華 [A][B] 小弓姫 ―黒竜の珠玉― 第11回えんため大…

たっぷり読書

立ち上がるとクラクラする。こんだけ読書していたのはとても久しぶりだなあ。やっぱりこういう日が僕には必要だ。 明日はふらつく一日になるけど、気にしない。

とある魔術の禁書目録 18

「何故、ですか……?」 「理屈などありません」 若い女の使用人は、おとんど苦笑いのような表情で答えた。 「人が立ち上がるのに必要な理由は、それほど特別なものでもありません。あなたのために戦いたいから集っている。理由なんてそんなものですよ、ヴィリ…

神様のメモ帳 4

「いいんだ、ぼくだって、助手がいつまでも無能では困るからね。犬のしつけだと思って、何百回でも何千回でも同じことを教えるよ」 「がんばる……」 「どれだけ根を張り枝を伸ばし梢に言の葉を広げようと、ぼくの手が触れられる現実の世界は、ごくわずかだ」 …

ゴロゴロと読書なぞ

夜更かしした次の日って、寝ても寝ても寝たりない。7時間寝たんだけどなあ。 ぐったりしてたら、ゐんどさんから「エヴァ見に行こうぜ」とお誘いが。でも、序みてないしなーと言ったら、「見なくても大丈夫」とか「どうせみないよね」とか、四、五人から推さ…

輪環の魔導師 6 賢人達の見る夢

「聖教会所属、第十八遊撃強襲部隊、ロンドロンド騎士団と申します。以降、生き延びることができましたら、お見知りおきを」 この自己紹介をうけて、アルカインはいよいよ目許を歪め、遂には舌打ちを漏らした。 「……魔族のほうが、まだましだ ―」 新章スター…

眠気との戦い

金曜日って仕事のやる気度が下がるよね。とかいってると、仕事が舞い込んできそうなので、やめとく。 仕事後に人と会ってたら、日付またぐ直前とかなかなかハードな過ごし方をしてた。僕は23時以降動いてられない人間だと、自覚すべきだ。そういえば、xreaな…

さよならの次にくる <卒業式編>

恋愛の相談ができる友人は持つべきであるが、恋愛の相談など友人にするものではない。 恋の混じったミステリって大好き。甘酸っぱい初恋模様には、思わずにやりとさせられる。親友のおせっかい模様には拍手したくなったよ!頑張る姿と結果に青春を感じる。そ…

嘘つきは姫君のはじまり 姫盗賊と黄金の七人(前編) 平成ロマンティック・ミステリー

「賭けものの商品は春秋党二代目の座。舞台は花の後宮!こりゃ、めったにできない、贅沢で危険な遊びだね。五頭領、代理戦争の始まりだ」 盗賊団の二代目就任争いに巻き込まれて、馨子と宮子が分断されてしまいましたが、馨子方面では殺人事件が、宮子方面で…

ミステリ読みなんだよ

寝る間際の西澤保彦TLに懐かしいなと思っていたら、寝た後も続いてたのか……西澤保彦の初期作品はほんと素晴らしいので読むと良いです。 多くの人に薦められるといったら「七回死んだ男」が一番いいかな。 一日を繰り返す「反復落とし穴」を体現する少年が、…

円環少女(サークリットガール)10 運命の螺旋

「ひとりじゃなかったから、あたし、強くなったの。お母さまはひとりで戦ったけど、あたしが一番になれるのは、ふたりのときなの。聞いて……。あたし、せんせといっしょだと、何だってできるのよ。あたし、せんせとふたりでも、きっと<神>と世界に立ち向か…

本日の購入本

世の中の本屋では、電撃新刊が入ってるところもあるそうですが、bk1はついさっき入ったばかりなので……。 といいながら、買うものが沢山あるのはどういうことかね? 「夏の階段」はまろんさんとこ読んで気になったので。 ティアラ文庫は当初買う予定無かった…

不健全な汗

暑いと言われたら、たしかに蒸し暑いと思うけど、窓を開けては眠れない体になってしまいました。どんだけ寒さというか風に敏感になってるんだか。「窓開けないで寝たら、燻製になった気分」とは同僚の言葉でしたが、普通に眠れるんだから、やっぱり体がおか…

桜嵐恋絵巻 火の行方

「……そなた、本当に欲がないな」 「え……?」 「幸せだって言ってくれるのはいいけどな。これで充分だとか思ってないだろうな?」 「……」 「俺は満足してないぞ。そなたにこんな、世間に隠れるみたいな暮らしをさせたままでいるんだからな」 雅遠お仕事始め。…

眠れ、蒼く深き海の底 幻獣降臨譚

「……アリアに惚れてるから、か?」 「……ああ」 何の迷いもなくそう言いきると、シェナンはまっすぐにライルを見て微笑んだ。 「私は修道騎士だ。だから、けして叶うことのない思いだともわかっている。おそらく、これが最初で最後の……」 語尾は途切れて消え…

2009年上期あ・ふ・ぃ実績

某所で2009年上期あ・ふ・ぃ実績が公開されてたので、自分のところはどうだったか確認してみた。もちろん、点数を比較するなんて自虐的なことはいたしません。……あの牙城を崩せるヤツはいるのか? というわけで、2009年上期の売上冊数ベスト5。 1位: 翼の帰…

ささのはさらさら

世の中は七夕だそうです。そういえば、浴衣着てる人をよく見かけた気がしないでもない。 違うんですよ、本当は今週はそんな忙しくなる予定はなかったんですよ。ちょっと頑張れば運タロぐらい読めるよなと思ってたんですよ……。誰だ、こんなときにこんな案件も…

ドラグーン・デリバリー 竜の背はまごころを運ぶ

「この仕事は過酷だよ。言葉が通じぬ相手とそれでも意志を通じ合わせねばならんからな。確かに、好きだけではけっして務まらん」 言いながら、彼はわたしの手を取りました。 「だが、だからこそ、どんな惨い目に遭わされたとて……その前提が揺らいでしまうな…

なかのひと平均年齢

まろんさんがなかのひとの話をしてたので、うちはどうだったかと見てみたら…… なんか年齢層高くなってるんですけど。 おかしくね?以前よりライトノベル率あがってるんだぜ? 実際はどうなのか気になるところ。

これ以上、何をやるのだ?

とても梅雨空な月曜日でしたが、うまいぐあいに通勤時間は降ってなかったので、傘を差さずに出社と帰宅。これはついてるぜ。こういう毎日だったらいいのに。そういえば、Facebookアカウントを取ってみた。何をするわけでもなかったんだけど、最近よく見かけ…

鳥籠の王女と教育係 永遠の恋人

「魔法は、恵みじゃないんですか」 「恵みです。けれどいつもそよ風を運んでくるわけじゃない」 「時として嵐になると言いたいのですか」 「そうです。誰かの幸せは別の誰かの不幸せだったりするでしょう?同じように魔法も、人のさだめも幾重にも重なり、つ…

今週の購入予定本

たぶん、電撃文庫だけ……だよね? 07/10 電撃文庫 とある魔術の禁書目録 (18) 鎌池和馬 [A][B] デュラララ!!×6 成田良悟 [A][B] 輪環の魔導師6 賢人達の見る夢 渡瀬草一郎[A][B] 神様のメモ帳4 杉井光 [A][B] 白山さんと黒い鞄2 鈴木鈴 [A][B] アカイロ/…

もう日曜日が終わる

昨日歩き回ったおかげで、体が……とかなんとか。っていうか、寝たの遅かったのに朝早く目が覚めてしまうのは、なぜなんだろう。ま、ちょうどいいやってことで、本を読んでたけど、途中で沈没。目が覚めた後に、髪を切りに行って(伸びてうざくなってたの忘れ…

スクランブル・ウィザード(4)

「先生って、ときどき私をものすごくダメ人間にするね」 強く優しいからこそ暴走してしまった思いが辛かった。月子が曲がらないのは、同じ境遇の先人がいたからだよなあ。であるならば、彼女の行動も無意味でなかったと信じたい。しっかし、月子は格好良かっ…

三鷹の森にいってきた

都内なのに、こんなに木が多いとは……。というわけで、今日行ってきたところはココ。 土曜日に出かけるとリア充と言われるけど、うん、これなら十分リア充だ。 中は写真撮影禁止だったので、いろいろ残念でしたが、いや、しかし楽しいところだなあ。アニメー…

マリア様がみてる リトル ホラーズ

「菜々ちゃんと好きになっちゃんたんだから。菜々ちゃんが妹になってくれるだけで、十分だってことじゃないの?」 ああ、こんな時に。菜々は恨めしく隣にいる人を見た。 「本当に大切な人は、ただ側にいてくれるだけでいいんだってば」 どうして、こんな殺し…

三田誠] レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い

「僕はそれでも……魔法使いを護りたい」 魔法の価値と言われたら、心揺れるところはあるんだろうなあ。それでもいつきを思う人たちが、それぞれの場所で戦うシーンに、熱く震えました。中でもアディの苦悩は……やっぱ格好いいよ。倒れそうになったいつきが戻っ…

タイミング悪し

曇りのち雨とかいってたわりに、全然雨が降らないからこのままなら……と思ってたのに、最寄り駅に着いたら、降ってくる罠。なぜあと15分我慢できないのだね? 帰宅したらエヴァが始まってたりするわけですが、ま、どちらにせよ、録画をみるつもりだったので、…

アネットと秘密の指輪 お嬢様とロンドン塔の王子

「そう言えば、この前は薔薇もありがとう。あれも美味しかったわ」 「美味しかったって……あなた、あれ食べたの!?」 「うん。え、だって、薔薇って食べられるでしょ?ベリーと一緒にジャムにしてもらったの。……なんかまずかった?」 「まずいも何も、あれは…