2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

メグとセロン 2 三三〇五年の夏休み 下

「もう、私達にできることはないのですか……」 疑問符なぢえ繰り返されたメグの言葉を、 「いいや!」 セロンは強く否定した。 地下に声を響かせたセロンへと、みなの注目が集まる中、 「まだだ!」 セロンが彼にしては珍しく、表情に感情を乗せた、 「まだ、…

ウェスタディアの双星 2 幸運の女神(?)降臨の章

「敢えて申し上げます、陛下。この際、ラミアムのことはお考えにならず、ウェスタディアで暮らす人々の幸福のみをお考えください」 「自分の国だけが幸せなら、それでよいと言うのですか?」 ルシリアの責めるような眼差しを、チェザーリは堂々と正面に受け…

今週の購入予定本

今週はほとんど買うものが無いみたい。その分、来週が多いけど……。ま、いっか。とりあえず電撃読んで、積本を減らせたら減らす方向で。 05/15 GA文庫 神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター2 大迫純一 [A][B] ライトノベルの楽しい書き方2 本田透…

本整理と母の日

今日は本整理。ダンボール三箱分ぐらいのマンガやら本をがっつりとやっつけたのに、部屋の広さがまるで変わらないのは、どういうことだ?やってもやっても、変わらないってのは、前々からずっと言ってるけど、ほんと変わらないから不思議でしかたない。僕が…

傷物語

「いや、お前にできることはある」 僕は、羽川の顔をじっと見つめて、言った。 しっかりと見つめて、言った。 「待っててくれ」 「……」 「新学期、あの学校で。僕のことを待っててくれ」 羽川さん最高!ひたぎという存在がいなかったら、全力で応援するとこ…

狼と香辛料 8 対立の町 上

「くふ」 ホロは笑って、それから一度こちらにしがみついてきた。 「おい、またコルを使ってからかう、つもり……?」 ロレンスの言葉は、そのまま消えてしまった。 「人は強く、強い者は後ろを顧みぬ。わっちゃあ長いこと顧みられなかった。もうそれは嫌なん…

いきなり寒い連休明け

どうやら雨らしいということで、家に引きこもる。っていうか、寒い。家の中は普通なのに、窓を開けると、真冬か!?ってぐらい寒い。気温がどれくらい下がってるのか知りませんが、風邪を引かないように気をつけねば。 ってときに、家に風邪を持ってきた家族…

Kaguya 月のウサギの銀の箱舟

「デート?」 「ち、違う!」 「ち、違います!」 宗太とひなたの返答は、見事に重なった。 「即答かよ」 「きっぱり言われました」 またしても、ふたりの反応がかぶった」 「いや、別に立花が嫌いだとかそういうんじゃないからな」 「い、いえ、宗太さんで…

キルゾーン 来たれ、壊滅の夜よ

「どうして認めない……」 目を閉ざしたまま、彼はつぶやいた。 「おまえは、自分で思っているほど、できちゃいないんだ。認めれば楽なのに、なぜ認めない?」 エイゼンの荒みかたがつらい……。でも、あの時、手を差し伸べることができなかったからこそ、今度こ…

もう週末か

三日仕事したら週末が来るとは嬉しいことよ。仕事疲れはないんだけど、スーツ疲れがあるので、週末はぐったり本を読むことにしよう。 そういえば、またもや感想が長くなってきちゃってるので(半月から一ヶ月のサイクルで、感想が伸びてくる)、短くすること…

θ ― 11番ホームの妖精

「じっとしていなかったら、怒りますよ」 「知るか、怒ったらどうするってんだ」 私は手持ちで最高の微笑を顔に作りました。 「嫌いになります」 「……」 「じゃ、行ってきますね」 こういった雰囲気の物語好きだなあ。もうちょっと義経との掛け合いがみたか…

ヴァンパイア・キス

「いいかい、サニー。悲観的な言葉と思ってほしくないし、そんなことにはならないと信じているけれど、万一方法が見つからなくても」 わたしがまた泣きそうになったからか、マグナスはあわてて言葉をつづけた。 「どれほど悪い事態になっても」と、わたしの…

本日の購入本

電撃新刊買いすぎ月間。 メグとセロン II 三三〇五年の夏休み(下) 時雨沢恵一 [A][B] 狼と香辛料 VIII 対立の町 (上) 支倉凍砂 [A][B] ラッキーチャンス!3 有沢まみず [A][B] 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01 秋山瑞人 [A][B] ダブルブリッド X 中村恵里加 [A][B]…

目覚めすぎて寝不足な一日

地震のおかげで、眠りが浅くなってしまった。一度目はまあいいとして、その後、寝いりばなにくらったので、すっかり目が覚めてしまわれましたことよ。まったく迷惑この上ない。 という話を、朝、職場で話したら、「え、地震なんてあった?」などとおっしゃい…

ようこそ無目的室へ

「どう思う?馬鹿だと思う?」 「そ、それは……」 突然話を振られて、とっさに返事できない。 「あたしは思うね」 「おい」 千尋が突っ込む。公は笑った。 「確かに馬鹿だけど、そんなやつだからあたしは千尋のことを大事に思ってる。かけがえのない友人だと…

振り返れば先生(ヤツ)がいる 2ndシーズン

どうしよう。 その言葉だけが回る。っていうか、ずっと回ってる。 どうしよう。今度は、誰にも言えない。 やっと。やっと気づいた。このあいだ。 あたし。先生を好きかもしれない…… 悶えまくりなお話でした。ああ、たまらん。 → 感想

ネット小説感想

wonder wonderful therehereの河上朔さんの作品。 突然、行方不明になった妹のヒナタ。戻ってきても何もしゃべらないので、無理やり聞き出したら、なんと異世界に行ってたらしい。しかも、結構な活躍をしてきたみたいで、話を聞いていると楽しいものだった。…

連休明け

そりゃ、それなりに仕事はあると思ったけど、こうも偏るとは思わなかった。いや、いいけどね。 二日から六日までの五連休を、ほとんど引きこもってたので、電車とか乗っていられるか微妙に不安だったけど、昨日出かけたおかげで無事でした(その分、昨日がひ…

よくわかる現代魔法 1 new edition

「なにがあったのかは知りませんけれど、いい意味でも悪い意味でも、偶然に意味を見出すものではなくってよ」 まだらに染まった指を伸ばし、こよみの涙をぬぐう。 「偶然はきっかけにすぎませんわ。意味は自分で作っていくものです」 久しぶりに読んでも楽し…

花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都

「おまえの妹は鬼に化したにもかかわらず、人の心を取り戻し、人として逝った。見事な最後だった」 「おまえが斬ったくせになにを言う!」 「……こちらも斬りたくなかった。できればな」 綱は嘆息した。 「おまえはどうする?改心して人に戻るか?それとも鬼…

今週の購入予定本

こんなに買って読めるかどうか微妙なので、そのあたりは微調整する……予定。 05/07 講談社BOX 傷物語 西尾維新 [A][B] 05/10 祥伝社 百瀬、こっちを向いて。中田 永一 [A][B] 電撃文庫 メグとセロン II 三三〇五年の夏休み(下) 時雨沢恵一 [A][B] 狼と香辛料 …

ベストツンデレ

本日のお酒飲んだゐんどさんの印象的な一言。「マイベストツンデレは、リ・シャオランですよ!」いや、カードキャプターさくら知らないから。 何でもすっごいいいツンデレらしいので、今度DVD借りることになりました。

GW最終日

素晴らしい天気なのに、TRPGで部屋に引きこもるモレら男六人。 やるのはSW2.0。 そもそもソードワールドって何?って状態の僕が参加するのも何なんだけど、なんとなく楽しそうだったので参加したわけですが、世界観から説明してもらったので、GMは大変だった…

キルゾーン 宴

「そーかな……でも、ほんときれいだ。これからも、時々はそういうカッコ……」 言いかけて、ラファエルはふいに顔を歪めた。 「いや、やっぱダメだ。今のなし」 「なんで?」 「そういうのもすっげーきれいだけど、そうするとほかの奴らも、みんなキャッスルに…

ドラモンド家の花嫁(1) 王宮は陰謀だらけ

「アルトゥース様、呪いはいつか消えますよ。始まったことは、必ず終わるんですから」 ジャスミンは慎ましく奥ゆかしい笑みを浮かべていた。落ち着いて淑女然としていて、空腹を訴える姿とはかけ離れており、アルトゥースを驚かせた。 「いいことも悪いこと…

天気の悪いGW

姉上から言われた言葉。「そういえば、あんた、連休中一度も家を出てないんじゃないの?」それが何か? さすがに本読んでるか、パソコンいじってるかという生活を四日間続けていると、腰が猛烈に痛くなってくる。運動不足もあるだろうし、やばいですね。 明…

モップの精は深夜に現れる

だから、ぼくはきみを追いかける。 きみがいなければ、ぼくは雨に降られてばかりだから。 相変わらずキリコが格好いいです。もうちょっと大介話も増やしてほしいなあと思うけど、難しいかしら。 → 感想

アネットと秘密の指輪 お嬢様のおおせのまま

「まったく、素晴らしいよ!リチャード、君、僕のところへ来る気はないか?」 「!ユージン!」 「君のような従者がいてくれると、本当に助かる。まさに理想的だ!もちろん、待遇は保証するとも」 「リチャードはあたしのよ!」 今にも手を握り締めんばかり…

引きこもり読書三昧

ネット小説読みすぎて頭痛い。いや、昨日、日記書いた時点で五章まで読んでた「wonder wonderful」を、最後まで読みきってしまったおかげで、目やら肩やらがやられてしまって。でも、すっごい面白かったから悔いないけど(大げさな)。 今日も今日とて、朝か…

カッティング Case of Mio Entanglement

「人はなんで孤独を懼れるのか、分かります?」 「……誰かといることが楽しいから。だから孤独が寂しく、怖くなる」 「ふふん?それはあなたが誰かということを楽しいと思っているから、ですね?」 「……まあ、そうかな」 僕が肩を竦めると、あ彼女のまた肩を…