2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年12月12日の日記

コモリさんのドジッ子っぷりを愛でていたら、TLでいじめられた。なんて朝だ。 本日は、SFファン交流会があるということで、いそいそと向かったわけですが、渋谷の氷川区民会館がほんとわからなくて……。渋谷駅から徒歩12分って書いてあったから、迷うことを想…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(5) 欲望の主柱は絆

「さーて、と」 またみーくんと呼ばれて。 またみーくんになって。 ぼくは、僕を取り戻しますか。 トラウマを呼び起こすような暗闇を超えて、「一食分」が生み出す戦慄を味わいながら、解決編にああなるほどと思ったりする。たしかにその理由なら……だよね。…

アカイロ / ロマンス(6) 舞いて散れ、宵の枯葉

「あなたは、間違っている」 枯葉は―告げた。 「愛するというのは覚悟を決めることではない。相手の覚悟を支えることだ。そして……相手のすべてを受け入れることでもない。自分のすべてを相手に受け入れてもらうべく、常に研鑽し続けることだ」 取り繕うこと…

2009年12月11日の日記

朝から雨。わかっていたことだけど、まああと一日頑張れば……と、気を取り直して家を出たものの、人身事故の影響で電車が遅れて大変だった。行ったことのない研修の地だから、五分の遅れが致命的なのに(こう見えても方向音痴だぜ)、十五分も遅れやがって………

ブギーポップ・ダークリー 化け猫とめまいのスキャット

「て、敵って―でも、でもあれは」 「そうだね、あれは君の、とても身近なところにいたね」 「し、信じられないわ。そんな―そんな……敵だったなんて」 「君の敵ではない。だが君が、この世界の一部である以上、あれと君は敵にならざるを得ない……なぜなら、スキ…

我が庭に響け銃声 魔術士オーフェンはぐれ旅(17)

六人が死ぬ。 レティシャは胸中で、確認するようにつぶやいた。自分がその予定のひとりに含まれているのであれば、自分以外にあと五人。 (最接近領の領主のために働く白魔術師……にとって、邪魔者となるのは、わたしと十三使徒の三人……) あとのふたりは誰だ…

2009年12月10日の日記

帰りの電車が人身事故に巻き込まれて、延々待たされた。本読んでればいいから、待つのはいいんだけど、扉が開いていると寒くて……何とかならんものかと思いつつ、ぎりぎり手持ちの本を読みきらずにすんだので、ホッとする。今度からもう一冊持ち歩こうかしら…

ソードアート・オンライン(3) フェアリィ・ダンス

「駄目だな、俺は……。スグの前では……何があっても弱音を吐かないって決めたのにな……」 「あの人に……アスナさんに……何か、あったの……?」 「アスナが……遠くに……行っちゃうんだ。俺の手の……届かないところに……」 義理の妹と気づかぬまま深める交流にニヤリとし…

乃木坂春香の秘密(11)

「思い出に残る修学旅行になるといいですね、裕人さん♪」 修学旅行で北海道へ。グループで行動するのに、ところどころで二人っきりになったときのドキドキ感がいいなー。あとちょっとでキスれるのにというじらしじらしっぷりがたまらん。美夏のじゃれつきっ…

四コママンガが読みたくなる

普通に2009年に読んで面白かった本のことでも書こうかなと思って、読了した本をリストアップしていたんだけれど、なんかSFと4コマばっかりになってしまったので、いっそのこと4コマだけを10作品挙げてみることにしました。 2009年に読んだ4コマ漫…

2009年12月9日の日記

帰宅時にメールを確認しても、Amazonから荷物が届いてない……とドキドキでしたが、家に着くと同時にAmazonさんからお荷物が! 話にはきいてたけど、でか! だいたい文庫六冊を並べたぐらいの大きさですね。 見てると時間が無くなってしまうので、バックミュー…

ビスケット・フランケンシュタイン

「どういうこと?」 「わたくしは人造人間ですから」 紅茶に口をつけ、熱かったのか舌をだして、ビスケは滔々と語った。 「わたくしは、あなたと同じ病に罹患した患者を、継ぎ接ぎすることで誕生した人工的な人間です。屍体を繋いだ、まさにフランケンシュタ…

悪魔のソネット 探偵稼業も悪魔の仕事

「また妙なものに目をつけたな。伯爵家の令嬢でありながら普段は城のメイド、そして裏では城を改造した男子校の学校長、さらには魔界の王たるわたしの主。これだけでは飽きたらず、さらに探偵業か?」 探偵と称して除霊したり、子供に振り回される話がとても…

2009年12月8日の日記

隣の部署は、忘年会でフグを食べに行くらしいですよ。ぜんぜん羨ましくないですよ。 そんなこんなで、早々に人気が無くなったのと、あんまり体調よろしくなかったので、さっさと帰りながらも、本屋に寄るのは仕方ない習性。いや、なんかふらふらと惹かれまし…

恋のドレスと追憶の糸 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

どうしてイヴリンはユベールでなくてはならないのだろう。 まるで緩慢な自殺のようだ。恋に溺れて、自分からすすんで堕ちていっているようだ。 シャーロックはふいにぎくりとし、違う―と、自分の気持を打ち消す。闇のドレスや恋のドレスなど関係ない。 人を…

我が戦場に踊れ来訪者 魔術士オーフェンはぐれ旅(16)

「事態は逼迫している。一部の者が、取り返しの付かない犯罪を犯そうとしている。まずは理解してくれ。今の生活が大事ならば、我々は仲間だ」 「と言いますと?」 「この大陸に、戦争が起こる」 ドラゴン種族にケンカを売ってる輩がさらに動き出すお話。十三…

2009年12月7日の日記

なぜか帰りの電車を乗り間違える。真逆方面にまっしぐら。しかも三駅進むまで気づかなかった……いくらなんでもぼうっとしすぎだと思いつつ、ついネタになったと思ってTwitterにPostしてしまう僕はもう駄目かも知れない。ちなみに本を読んでたら、今度は一駅乗…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(4) 絆の支柱は欲望

僕は、自分の思い上がりを面白がってしまった。 こんなに愉快な事柄が他にあったら、僕の日々に頬の筋肉は堪えないね。 嘘だけど。全部、余すところなく、痛快無比に。 マユを直す。治せないけど、直してみせる。 僕はまだ、まーちゃんを騙し足りないから。 …

惑星童話

「もう、考えるのはやめだ。ばかばかしい……そうだ、神じゃないんだからな。いくら考えても公開せずに住む方法なんて、誰も傷つかない方法なんてわからないし、たぶんあるわけないんだ」 光に近い速度により、浦島効果を受ける宇宙飛行士の孤独と不安を描くお…

今週の購入予定本

12/05 ティアラ文庫 ヴァンパイアの花嫁 魚住ユキコ [A][B] ウエディング・オークション 〜その香りは花嫁を誘惑する〜 仁賀奈 [A][B] 奪われた姫君と真紅の紋章 TAMAMI [A][B] 先月どころか先々月分すら読み終わってないですが、今年分は読むことにしてるの…

2009年12月6日の日記

処分しても処分しても減らぬ本。ここ半年ほど、三箱/月のペースでがっつり処分してるのに、部屋のスペースが広くなりませんことよ。それでも、徐々にすっきりしてきたかなと思わなくも無い。 ちなみに今日は、おじさんが犬を連れてきたんですが、この犬が人…

ゴミ箱から失礼いたします

って、まさか、 「僕が自分をゴミみたいな存在だと思っているせいで、ゴミ箱から出られなくなったって言うんですか?」 「残念ながら、そのようね」 「そんなバカな……」 ゴミ箱に入ってみたい。そんなちょっとした誘惑からハマってしまうという設定だけで勝…

我が絶望つつめ緑 魔術士オーフェンはぐれ旅(15)

「ったく、どいつもこいつも―」 吹き飛んだ部分まで盛り返そうと蠢く森をにらみ据えて、彼は叫んだ。 「俺の周りにあるもんを壊さずにゃいらねえってのか!?」 絶望的な中、クリーオウが動くと、思わず笑顔になっちゃうな。無茶苦茶だと思ったけど、そこを…

2009年12月5日の日記

本の整理をする前に、ちょっと本を読む……と思ったら一日が過ぎておりました。寒い日に布団でぬくぬくしてるところへ襲ってくる睡魔に勝てなかった。おかげで、「惑星童話」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(4)」「我が戦場に踊れ来訪者」の三冊しか読めま…

ブランデージの魔法の城—魔王子さまと鏡の部屋の秘密

「……そなた、アドリエンヌではないな?」 「まあ、そんな!」アドリエンヌは心外そうに声を上げた。 「なぜ、そんなことを?わたくしはアドリエンヌですわ」 ドナティアン・シャルルはすっかり合点し、ため息をついた。 「……なるほど。あのあわて者が、また…

無限のリンケージ(2) ―ディナイス・ザ・ウィザード―

「言ったでしょ!?成長できなくても、人との出会いがラーベルトさんを変えるんです!自分の気持ちがわからないなら、私が見張っててあげますよ!」 スランプに陥ったラーベルトをチームが支えるお話。前半がちょっとアレなんだけど、終盤からの試合は使った。…

2009年12月4日の日記

ようやく一週間が終わった。今日はやけに職場の人が休んでたけど、風邪とかじゃなくて、ありゃ普通に休みだな。天気が良かったのでうらやましい。「Across The Horizonって今日までじゃね?」ってことで、公開先の新宿バルト9のサイトのぞいたら、チケット…

白と黒のバイレ 白き、時の流れにのせて

ブランカの感情は我を忘れるような強い恋ではない。 ブランカの中には常にマルアスル王国の王室の一員としての意識がある。その立場を忘れ、自分の想いのままに生きることは許されていない。 ― けれどたまに、この想いが我を忘れるような強い恋になればいい…

2009年12月3日の日記

電車が止まってた朝。駅に近づくにつれて、人の流れが遅くなってたから、嫌な予感したんだけど、そうですか。人身事故ですか。思ったほど混雑しなかったのが不幸中の幸いだったけど、会社に着くのがいつもより40分遅れた。にもかかわらず、遅刻しないワタク…

桜嵐恋絵巻 ひととせめぐり

「詞子」 雅遠が、ひと言ひと言を刻みつけるように告げる。 「独りで泣くな。一緒に笑え。何があっても、側にいろ。俺が望むのは、それだけだ」 ツンツンな弟や妹がかわいいな。ようやく思いを決めた詞子とのやり取りが甘くて甘くて楽しい。そりゃこんだけ幸…