2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マルドゥック・ヴェロシティ 2

その名を口にしたとき、甘く灼けるような味を感じた気がした。 「俺が、お前の願いを叶えてやることは不可能だろう。だがそれを妨げるものを取り除くことはできる。それが、お前に対する、俺の有用性だ」 バックミラー越しの会話。 「やつらの角をへし折って…

フェスティバル上等。

「それは今現在も五十嵐鉄平がアナタの刺客と接敵しているということ。そう解釈してもよろしいでしょうか」 「……?そうだが」 「ならば……」 すっ、と越後屋は背筋を伸ばした。 「ここで私が諦めることは、道理が違う」 学園祭で新展開!「かのこん」ネタに笑…

具合悪すぎだけど、買うものは買うよ

いきなり吐きそうになったりするのは、やっぱり風邪ですか。というわけで、先週にしろ今週にしろ、仕事があまり進まない。あとちょっとでうまくいきそうなのに、というところでズルズルしちゃってる。という言い訳を書いておこう。 そいや職場のアソコに書か…

マルドゥック・ヴェロシティ 1

「ウフコック、ラナと一緒にいてくれ」 「でも、ボイルド……俺も一緒に……」 「大丈夫だ。すぐに戻る」 ウフコックが渋々とラナの肩に移動した。 「ボイルド……すまない、俺のせいで……」 「お前が謝ることはない」 ボイルドは言った。穏やかに ― もう何の演技も…

くらふとイラストほしいかも

「GalleryCraft」で「私がイラストを担当しました『とある魔術の応援目録』、通販開始しました」なんてお知らせを発見。 通販のお知らせをまいじゃーで見かけたときは、既に知ってる作品だからいいかなと思ってたんですが、くらふとさんのイラストかー。どん…

寒いので心温まる物語を

職場がクーラつけてるのはなぜだろう。クーラ送風口直下に僕の場所があるので、手がかじかんでしょうがない。止め方?知りません。社内でぶらぶらしてるお偉いさんが決めてるらしいです。 文句言いながら仕事仕事。某ケニタソから、うんちゃらかんちゃらあっ…

銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言

ごぶり、という大きな音が喉元で鳴った。 貫かれた場所は正確に心臓の少し上。 (殺され、た、のか……?) 瞳を動かして、目の前の少女を見る。 少女は、柔らかな笑みを浮かべた。それは、本当に、優しい笑顔だった。 「私を恨むがいい―」 少女の唇が囁き、茫…

吉永さん家のガーゴイル2

「安心しろ」 一度だけ振り向き、百色は告げる。 「数年もすれば、どんな錬金術でも作れない笑顔を見せてやる」 怪盗と少女が出会ったら、こんな素敵な物語になるんだよ!→ 感想

このラノ購入

気づいたときには、締め切りすぎてて投票できなかった例のやつの本を買ってきました。 今日発売だったっけ?ま、いっか。まだパラパラめくってるだけですが、自分の知ってる人が、紹介文を書いてるの見ると、すげーと思いますね。個人的に驚いたのは一番最後…

くしゃみ連発な日

朝、会社までの道のりと、夜、家までの道のりのときだけ、雨が降ってやがりました。 ふっ、風が冷たいぜ。 朝と言えば、電車に乗ろうとしたら、目の前にピンク色のお知らせが張ってあってびっくりした。 「ここは女性専用車両です」 えっ?と思ったけど、中…

死神とチョコレート・パフェ 2

「調子悪いのか?……まさか、風邪!?だったら大変だぞ……」 ハッとなった神名はナギに近づいた。 「あ、い、いえ大丈夫です!そんなに心配しなくても―」 「バカ言うな!」 神名はナギの言葉を遮ると、途端に真剣な顔つきになった。 「いいか?今のお前には保…

天使は結果オーライ ロケットガール2

「危険なのは、わかるの」 「うん」 「でも、その……ただの機械だけど……」 「うん」 「オルフェウスには、命を賭ける価値がある ― そう、思うから」 そして茜は、感情を爆発させた。 「私 ― どうしても、オルフェウスを助けたい!」 ガールズたちが繰り広げる…

自作するか既存ツールを使うか

知ってる人は知ってると思いますが、booklines.net の個別のエントリーの URL は ttp://www.booklines.net/archives/[ISBNコード].php になってます。 なので、エントリーが 1200 を超えていても、本のデータだけを取得するのはわりと簡単。ISBNコードを使っ…

まったりとした休日

最近、休日に三冊ぐらいしか本が読めない。集中力が欠けてるなあ。 おかげで、マルドゥックに届かなかった。ちくしょー。 歳とかそういうんじゃないですよ。たぶん。 歳といえば、とある方の日記で、とあるコミュニティの年齢構成が出ていたんですが、わりと…

ご愁傷さま二ノ宮くん6

「ほほう?どんな手段を使ってでも、と言ったな?だったら二ノ宮よ、ひとつだけあるぞ。月村さんへの夜這いを円満に阻止する方法が」 「なに……?」 「おまえ自身が月村さんに夜這いすればいい。他の生徒に先んじて見事、夜這いに成功すれば、あえてそれ以上…

覇者の魔剣 抗いし者たちの系譜3

「あの方は陛下ほど奇計を好まれないと思われます。そして陛下ほど、被害を絞って狙いを定めるなどという事もされないでしょう。そして陛下と同じ程に恐ろしい方です。 その被害を抑えられるのは、今はハイエル様をおいて他に……」 セインはその後を続けなか…

アフィリ話

昨日の続きでアフィリ話でも。 booklines.net のアフィリで、どのくらいバックされているかといったら、本の購入代金の 10分の 1以下ですね。毎月60冊読了してて、さらに積まれる本があるってところから、だいたいわかるかな。この金額が多いのか少ないのか…

本日の購入本

また親戚がきてますが、うまく抜け出して、富士見ファンタジア文庫と講談社文庫の新刊購入。 それとクレイモアの2巻も購入。3巻がなかったので(4巻以降あるのに!)、そっから先はまた今度。 二つの意味で「まさかそんなところに」でした。 いや、最後かっ…

吉永さん家のガーゴイル

『我の名は吉永家の人間がつけてくれた固体名だ。それを低級などとぬかす輩は吉永家そのものを傷つけたも同然だ』 「そっか」 一拍の間をおいて、 『―はじめて、我の名を呼んでくれたな』 双葉の身体が少し震えた。 『その、嬉しかったぞ』 あー、もう最高!→…

さよなら純菜 そして、不死の怪物

俺はあの時と同じようにゆっくりと歩いた。歩くのが辛かった。息をするのも、目を開いて前を見るのも、辛かった。何もかも、終わりにしてしまいたい。俺と純菜が終わったように。 そして俺は、心の中で囁いた。 さよなら。 さよなら、純菜。 まさに題名どお…

メイド・マシンガンと秋葉少年

どうも。 四大アフェリエイトサイトのひとつ、booklines.net の deltazulu です。 って、四大に数えられるほど、儲けがあったらどんなに嬉しいことか……。 「メイド・マシンガン」と「秋葉少年」なんて本が出る/出ているなんてことは、まったく持って知らなか…

金曜日にガーゴイルとクレイモアで

社内が寒い。いや、ひょっとしたら心が寒くなっているのか? とある案件で、人事ながら人事ですまなそうな気がして、やばさが臭う。期待してはいけないというのはわかっていますが、最低限ってことすらやってくれないとは……。危ないね。 まるで関係ないです…

クレイジーカンガルーの夏

「そんで?冽、ほんま、何がしたいん?」 「絶対、笑わないな」 ここまできて何を言うやらと思いつつも誓った。 「東京へ帰って、おかあさんに会いたい」 さわやかな青春物語にすれば、もっと面白くなりそうなのになあ → 感想

メイド刑事3

「お前のことだ、ケンカのほうもやり合ったんだろう」 「それは……でも、今度は勝ってみせます」 「つまり、タイマンにも負けた、ってわけだ」 曜子はあごをあげた。 「世間の風にあおられて、足すくわれたんなら話は別さ。だがな、粋がって乗り込んだくせに…

商売なんねーよ

お昼過ぎ。会社のネットワークが死ぬ。ここ数ヶ月ぐらいは、1時間に 2、3回ぐらいの割合で 1分ぐらいネットワークが止まるような腐った不具合が連発しているんですが、今日はひどい。まるで繋がらない時間が、20分ぐらい続きやがりました。 15時半ごろも同じ…

神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト

「まあ、オレはスノウのものだからな。いついかなるときも離れてはならないのだ。ただか人間のだれかとは違う」 「まあぁ、犬が言いますこと」 ぱちっ、と両者の間で火花が散った……ような気がする。 「犬ではない。聖なる獣の白狼だ。目が悪いのかプリムロー…

お隣の魔法使い 不思議は二人の使い魔

一年は三六五日、毎日は同じようでも、本当は毎日が特別な日なのですから。この町だって、名前のある特別な日が何日もありますし、世界中ならもっとたくさんあります。 だから、毎日は全く違う顔で、いくつもの名前を持っているんですよ。ときには、その日に…

本日の購入物

三巻は来週の頭でしたっけ?週末に手をつけ始めると、ちょうどいいぐらいの間隔で読めるかな。それとこれも購入。 コバルト文庫の新刊かな?ラノベ365日で知ったんですが、なんかバカバカしい面白さっぽいので食指が動いちゃって…… さてさて、どういう順番で…

布団から出るのが辛くなってきた

午前中から、某上司の指示で、結果はわかりきっている無駄な作業をさせられ、ぐだぐだ。っていうかさー、システムが普通に動いてくれてれば楽なのに、ガタガタすぎ。午後は午後で、久しぶりに吉野家から連絡があったと思ったら、全くやったことがないヤツの…

ソフトタッチ・オペレーション 神麻嗣子の超能力事件簿

特定の相手を狙って、そのひとを、住んでいる家から立ち退かせる。そんな細工ってはたして可能なんでしょうか? 強引なやり方ではなく、あくまでも住人の自由意志によって ―ほんとうはちがうのに― そこを出ていったんだ、と本人にも周囲の関係者にも思い込ま…