2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

薔薇のマリア(8) ただ祈り願え儚きさだめたちよ

キミはボクの仲間で、まるで兄みたいで、大切な友だちということさえ、口では言えなくても、ボクはそう思っているということさえ、ボクは言えなかった。 いつでも言えたはずだった。 言う機会はいくらでもあった。 それなのに、もう言えないんだ。 初めは過…

2010年11月10日の日記

昨日寝る前に読んだ銀金最終巻が凄くて……ニヤニヤしながら勧めてきた人たちに、おまいら!!!!と言いたい。 まさかあそこで終わるとは……第一部完かもしれないけれど、お話しはまだまだこれからじゃないですか。佐保はどうなるのか(っていうか佐保姫なにや…

銀の海 金の大地(9)

「これは罠だ。和邇か息長……日子坐か、美知主の……」 美知主が恐ろしい矢を放ったけれど、さすが佐保負けてない。駆け引きが生み出す緊張感が面白い。それにしても、嫉妬からどんどん愚かになっていく氷葉洲姫が、とんでもないことをしでかすな……知ったことで…

エアリエル(2) 〜蒼海の熾天使〜

「本当に、ごめん」 「……いい」 ミリアムが言った。 「マコトはここに来てくれた。ちゃんと私を見つけてくれた。だから、いい」 三角関係にニヤニヤ。でももうちょっと空をみせてほしかったなー。トラブルから思いを自覚していく様はとても良かったけれど、…

2010年11月9日の日記

今日もやられやくってサイト名だったのか。そういえば、どこかで聞いたことがあるような……言葉だけだと、平和さんのこと言ってるっぽく思えるよね「また今日もやられてるよー」最近お仕事では雑用というか、「PC詳しいよね」的な感じでいろいろ押しつ……頼ら…

@HOME 我が家の姉は暴君です。

「覚えておきなさい。悲劇や喜劇の後にはね、大事な選択が必ずあるのよ。まあ、悲劇や喜劇が訪れなくても選択しなきゃならないことはいくらでもあるのだけれど」 「……園村響くん」 言葉を、男が受け継ぐ。 「きみ、うちの子供にならないかい?」 血の繋がら…

銀の海 金の大地(8)

「今となっては、わたしもあなたたちと同じように、あの兄妹の扱いに手を焼くはめに陥っている。だが、わたしは殺せるんです」 「将軍、あなたは……」 「佐保彦の王子、あなたは殺せない。おそらく真澄さえ。だが、わたしは殺せる。真澄も……真秀も」 美知主も…

2010年11月8日の日記

源泉徴収やらないとなーと思いながら、なかなか手をつける時間がない(職場でしかできないのは辛い)。そして職場PCがいかれて仕事にならない状況だったりしてので、弱り目たたり目。週の初めからこれじゃ、先が思いやられるぜ……。疲れ果てていたのに、ふと…

クロノ×セクス×コンプレックス(3)

「君はクロックバードで、起こってしまったことをどうにでも変えられる可能性がある力を手に入れる。それゆえに君はその力を自分の感情にまかせて安易に行使してはならないよ。たとえ身近な誰かが不幸になることを知っていて、それを助けてやれる充分な力を…

毒吐姫と星の石

「……ねぇあたし、どこまで」 そして唇を奮わせながら、血を吐くように言った。 「あたし、あいつらに、どこまで道具と思われているの?」 毒のような言葉で身を守ってきた少女が、異形の王子との出会いから変わっていく。その信頼が素敵だった。そして、懐か…

2010年11月7日の日記

この二日間、どんな天気だったか何てことは些細なことです。気持ちいいぐらい本が読めて幸せ。お気に入りシリーズを再読しつつ、電撃新刊も読み終わってしまいました。いやまあ、だからといって、12冊は読みすぎだと思うけど……頭ぐわんぐわんするので、おそ…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(7)

「……俺さあ、おまえが何を考えてるのか、ぜんぜん分かんねーよ」 「あたしも、アンタが何を考えてるのか、分かんない」 桐乃はふいっと俺に背を向け、 「―今度紹介してあげよっか?あたしの彼氏」 兄妹のデート模様がニヤニヤだったけど、それ以上に黒猫さん…

薔薇の戴冠 ― クラシカルロマン

「わたしが国王陛下の娘だということはわかりました。陛下が、母とわたしのことを気にかけてくださっていたことも。ですが、なぜ今になってわたしが王宮に呼ばれるのですか?」 「あなた様が、次期王位継承者になられたからです」 庶子から王女へというサス…

2010年11月6日の日記

本よんだり内職したり、昼寝したりしてたら一日過ぎましたが、ぐったりしてたわりに吐き気とかもよおすのは、なんなんですかね。風邪とかひいた記憶はないんですが……あれか、昨日遅くまで起きていたのがいけないんか(そんなんで!?)。まあいいや。今日は…

薔薇のマリア Ver3 君在りし日の夢はつかの間に

「あんただけよ」 だから、秘密よ、と言ったら、あいつは事もなげにうなずくだろう。 だから、特別よ、と言ったら、あいつはいったいどうするだろう。 昼食時(ランチタイム)のメンバーは、アジアン大好きだな!微笑ましかったり、見守る温かい視線を感じた…

銀の海 金の大地(7)

「あんたは佐保の王子だわ、佐保彦」 佐保彦がびくっと身をこわばらせる気配が感じられた。 「それに、あたしを憎んでいる。あたしが佐保の、滅びの子だから」 真秀はかまわず、いった。 「だけど、あたしはあんたが好きだわ」 小由流……憎しみの連鎖がやりき…

2010年11月5日の日記

ビデオ流出とか言われると、むんむんしちゃうのって僕だけですかそうですか。 遅くまでお仕事とかいうわけじゃなかったけれど、妙に忙しい一日と感じたのは、疲れてるからだと信じてる。そんなことはどうでもよくて、電撃文庫の新刊が出てるらしいですよ。早…

神と奴隷の誕生構文(2)

「美しい景色と、見るに堪えない景色の両方が存在することを、あの人に教えてもらった。……それを知った上で、まだ私はこの世界に片思いしている」 一歩進むごとに、逆に揺れてしまうクルァシンの思いは、過去の重さを感じさせますが、そんな彼を支えるのが導…

鏡の国の恋人たち

「おまえの父親は、もういない」 シリンはささやく。 「だが、僕がいる」 そのことを、ティファニーに正しく理解させたいと思った。 「― 僕がいる。忘れるな」 今回はシリンが可愛かった。皿洗いとかオムレツ作りとか意外な一面が見られた……のはいいとして、…

2010年11月4日の日記

西の言葉のイントネーション話をしてたら、まろんさんに海原やすよ・ともこを教えられて、一人笑ってたら、家族が様子見に来て不審がられた。ちゃうねん。 そんなことしてたら、帰宅が遅くなって、ただでさえ少なくなっていた自由時間が、さらに圧縮されてし…

薔薇のマリア(7) SINBREAKER MAXPAIN

もしダメだったら、どうしよう。 どれほどの痛手だろう。 そのとき僕は立っていられるだろうか。思わずへたりこんでしまったら、また立ち上がれるだろうか。 わずかな希望を元に一丸となって敵陣に潜入していくZOOが、ときおり振り返らせる思いにグッとなる…

恋のドレスと湖の恋人 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

「……キスしていいかな」 クリスは、ほのかに顔を赤らめた。 「なんで、そんなことを……訊くの」 「……いやじゃないかな、と思って。ひさしぶりだし」 「わたし……いやだって思ったことは、一回もないの」 シャーリーのじりじり・でれでれっぷりが楽しくて頬ゆる…

2010年11月3日の日記

週の真ん中に祝日という嬉しさをどう表現すべきか。おもわず週末が来た気分になって明日も休みそうになるぜ。 そんな文化の日は妹の誕生日なわけですが、なぜか親戚まで集まって誕生日祝いをするとか。しかももんじゃ焼き。なんでだ。味付けとかあれこれ試行…

二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない

「悪かったな。あんな奴らの色恋なんてわかるかよ。ただ、ふたりとも人気投票の結果を正直に話すし……こりゃ、おかしいとは思ったよ。ただ、この先は介入不可だろ。いくら師匠といってもな」 その言葉はもっともだ。 突然男は立ち上がり、娘に声をかけて、二…

鳥籠の王女と教育係 恵みの環の魔王

「予言もしてはいけませんか」 気がつくとエルレインはそう言っていた。自分がここを離れたらと思うと、急にたまらなくなった。ゼルイークには孤独の陰がつきまとっている。 「はあ?俺のことをか?人の名を明かさずに言えるなら言ってみろ」 「あなたは恋に…

2010年11月2日の日記

明日は休み!休前日って変に忙しいから嫌いです。本来であれば次の日に回せるようなことでも、その日にやらないといけないんですもん。っていうか、それ俺の仕事じゃない……という言葉が届かない(いつものこと)。ただね、昼休みぐらいちゃんと取らせて欲し…

菜々子さんの戯曲 小悪魔と盤上の12人

「わたしね、昔から、ひとが何を考えているか考えるのが好きなのよ。で、もしこの人がわたしの思っているように動いて、わたしの狙った通りのことをしてくれたらすっごい愉快だなあって。そういうの」 「わくわくするの」 古典部っぽい雰囲気と連作短編にニ…

ブランデージの魔法の城―魔王子さまの帰還

「まちがいだと気づいた時点で、過去は変わります」 「過去は変えられぬ」 「いいえ、変えられます。心が変えるんです。思い出とむきあったとき、どんな感情がうかびますか?憎しみ?後悔?愛おしさ?それとも感謝の気持ち?心が変われば、過去の風景も変わ…

2010年11月1日の日記

今日のTLは、俳優さんが小説書いて賞を受賞したという話題で盛り上がっていましたが、僕の中では、知らない俳優さんの話よりも、7thライブの追加公演のほうが重要です。平日、しかも横浜……いけなくはないか。仕事次第ではあるけれど、まずはチケットか。ちな…