「それに……俺はやっぱ春香と二人だけで行きたいんだ」 「え……？」 「さっき思い出って言ったよな？いっしょに旅行に来たことの特別な思い出。あれは……俺も同じ気持ちだ。春香との忘れられない思い出を作りたい。そのためにはやっぱ二人で……」 さっさと付き合…

「いえ、わたしは別に『トライアクアランド』のチケットなんて欲しくありませんよ。貰えるのであれば有り難く頂戴しますけど、誰かと競ってまで欲しい物ではありません」 朋美は意に介した様子もなく、妙な言葉を返してくる。 「わたしが欲しいのは、『秋晴…

買い忘れてた本と雑誌と。雑誌なんて買ったの何年ぶりだろう。 アニメ化話はどうでもいいとして、パラパラめくったら、「別冊 図書館戦争」「ブギーポップをさがして」「とらドラ・スピンオフ！」「MAYA」とが目を引く小説が何点もありました。どんな話か楽…

lock氏がでかい声で、熟女熟女と電話で連呼してくれたので、他部署からの視線の痛いこと痛いこと。 なんて思ってたら、「MTAって何？」とか上司が言い出した。おまえ、何年この世界にいるんだよ！本気で愕然とした。で、何を思ったのか自分でも分からないけ…

彼女の言葉は、僕がたぶん、考えまいとしていたことに違いなく。 だからこそ、こいつがあっさりとそれを指摘してしまったことに、怖くなった。 そんな僕の狼狽を他所に、殊子はひとりごちた。 「楽しみではあるよ、私は」 「何が、だよ」 「ま、どう転んでも…

「そんなんじゃありません！私と出会ったときから兄さんは、強くて優しくて素敵でした！」 「一つ確認したいが、私たちはいま坂上闘真という人物について話しているのだな？」 「もちろんです」 由宇は嘆息する。 「君の兄に対する勘違い、いや、誤解は嘆か…

「踏み出したい一歩が、あるんだろ!?あるから迷うんだろ!?そんなもんがねえ奴は、そもそも行こうかどうしようかなんて迷わなねえよ！行きたい方向が、そんな先が見えてるからビビるんだ！それはてめえが一番わかってんだろうが！とっくに、てめえの腹は決ま…

電撃が先週出ちゃったので、今週は比較的少ない。っていうか、積みが多いんですけどね…… 12/11 東京創元社 温かな手 石持浅海 [A][B] 12/13 光文社 リリイの籠 豊島ミホ [A][B] まだ「檸檬のころ」読んでないけど、買っちゃう。 12/14 ノンノベル 水妖日にご…

昼間は暖かかったのに、夜になって寒くなってきた。 ってことで、今日も読書モード。「れでぃばど 5」「乃木坂春香の秘密 7」「ミステリクロノ」「ラッキーチャンス」読了。あと3冊ぐらいは読みたかったけど、仕方ない。ああ、感想書くのが面倒……。そういえ…

「で、でも、それじゃあ――」 七花は思ったことを。それこそ、そのまま口にする。 「結局、一番傷ついてるのは、あんたじゃないか」 「そうだよ？」 とがめは――何ということもなさそうに、そう頷いた。 「そうでなければ、奇策など練られない」 おー、まさか…

「それがこの国の重ねてきた歴史であり、この国の真実さ。この先も変わりようはない」 「――」 「気をつけるがいい。今回のことで、中央は明らかに鬼に恐怖した」 ついに完結な長野編。面白かったー。それにしても、またまた曲者が出てきてくれて、どうなるこ…

「でもねえ、真面目な話をすると、一度＜騎士＞を始めたからには役目のために感性を殺さなくちゃいけなくなる小さなことがたくさんあるわ」 「……」 「役目を果たすために、本当に小さなことだけど、大切にしがみついてるものをポロポロポロポロと少しずつ崩…

本日は当然のことながら読書モード。「刀語」「とらドラ」「9S」「れじみる」読了。とりあえず、とらドラは最高でした。いやあ、熱い熱い。みのりんの動向がきになるところ。昨日、わりとナチュラルに本屋へよるのを忘れてましたが、そういえば、デュアル文…

「ぬしの優しさは怖い怖い」 首をすくめて楽しそうに笑うホロの口元から、白い吐息が後ろに流れていく。その小悪魔のような様に尻尾の毛をむしりたくなったとしても、仕方のないことだろう。 しかし、川の上のこの寒さだ。ホロの尻尾を失うわけにはいかない…

「俺らは平気やで。俺もユミちゃんも、こんだけ生きてきて、何が起こってもたいがいのことは平気なんや。そら誰かに守ってもらたら、嬉しいで。ラクやし、そんだけ誰かが、鬼の俺らのことを考えてくれるて思うたら、きっとええ気分や。けど、何度もいうけど…

「鬼がいたからこそ、かもしれんな」 「おったから？」 「わざわざ鬼のいない里と銘打って、この地はもう平和で安全なのだと先見に知らしめた。中央権力に抗う反逆者は、ここにはもういないのだとな。おそらく、時の権力者たちは、それをうのみにしただろう…

どっかの誰かさんは欲しいんじゃねぇの？ http://phase9.ddo.jp/~kenny/blog/archives/2007/12/post_345.php ケニーさんが誰のことを言ってるのかさっぱりわかりませんが、Googleツールバーに、ユニクロ専用のカスタムボタンをインストールすると、Tシャツと…

朝、駅へと向かう道で、ふと黄色い看板が目に入った。おー、ブックオフができるのかー。それほど大きく無いような気もするけど、駅前から本屋が無くなって泣いてた身としては、十分嬉しい。年明けぐらいから稼動するっぽいので、ガツガツ行ってやる。

入学して一ヶ月。うちの予備校の隣にラブホが建った。 以来あたしは空き時間のたびに屋上に来て、のぞきちゃんな日々。ごめんねラブホのカップル達。ごめんね何も知らないパピー＆マミー。ゆるしてちょうだい、だってあたし十八歳。発情期なんでございます。…

「だけど、頑張るんだから」 佐穂子はキッと顔をあげた。迷いない足取りで近くの駅に向かって歩き出しながら、決意をこめて呟いた。 「どんな鬼だか知らないけど、復活なんてさせるもんですか。私の力で、必ず封じてやるわ」 ここで終わるか！と悲鳴を上げた…

電撃12冊＋富士ミス1冊＝合計13冊[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1]昨日アレだけかったばかりなのに、あんた…

隣の部署の女性が、普段かけてないメガネをかけてたら、lock氏が萌えてた。まったくもって……いや、良かったけどね。こういうときに、妄想炸裂するko氏がとんでもないことを言い出してましたが、僕の品性まで疑われることになりそうなので割愛。昨日の夜から1…

「莫迦な！お前達も見ただろう!?この街は、利力に支えられているのだ！」 「違うよ」 ティマの声は冷ややかで、しかし厳然としていた。 「街を支えるのは利力じゃない。人だよ」 何この真っ直ぐな熱い物語は！男女関係なく、全員の覚悟が素晴らしかったです…

「どうしよう。ごめんなさい、あなたを叩いちゃったわ」 「一度きりです」 こんな場合だというのに、アナベラスの声は笑いを含んでいた。 「わたしはその百倍を覚悟していました」 お転婆な女の子と、小生意気な男の子の掛け合いが魅力たっぷり！盗賊たちの…

BOXとかコミックとか。[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1]笑傲江湖は、書店ではまだ見かけてないんですが、bk1で売ってたので、思わずポチっ。いや、bk1から「今月誕生日を迎える方にギフト券プレゼント！」と…

昨日寒いところで残業したせいか、具合悪すぎ。急に冷えたってのもあるけど、業務時間過ぎたら、あっさりと空調切る運用にやられました。くそ。ずるずる鼻をススりながら仕事。 そういえば、行きの電車で封殺鬼の16巻を読み終わったんですが、まさか続きもの…

「……一つ聞いていいか？」 トモエは頷いた。 「僕に、何ができる？」 「……答える前に、私も一つ聞いていい？」 僕も頷いた。 「何で、急にそんな事を聞こうと思ったの？」 心の移り変わり方が見事です。次も同じような感じにするのかしら。すっげー楽しみ。→…

「未来がわかったところで、私にはどうすることも出来やしないんだ」 高遠は目を見開く。 遠い過去に聞いた言葉が、瞬間、泰親のそれに重なった。 言い回しも、意味する状況も、まるで違う。けれども。 そこには、同じ哀しみがひそんでいた。 ちょいとしんみ…

2007年11月に読んだ本は、64冊でした。おお、普通だ。ただ、単行本への手のつけ方が、全然足りないのでダメですね。もうちょっと読まないとなあ。ちなみに、1月からの読了冊数の累計は 726冊です。年間800冊は行かずに済みそうでホッ。で、11月の個人的ベス…

10年前に何があったか、まあ、バレバレなんですが（苦笑）、その辺の記憶に苦しめられる所を演じてもらえると嬉しいです。 ＰＣ紹介：貴嶌暁（きじま・あかつき） - 舞風物欲日記 ダイスを振ったときから感じてましたが、文字にしてみるとなかなかイタイです…