2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ミストボーン 霧の落とし子 (2) 赤き血の太陽

「おれたちがやろうとしてることにさえ、ときどき驚かされずにはいられない。連中がおれたちにやってきたああいう仕打ちのために―死、拷問、苦痛―おれたちは希望や愛といったもんをただあきらめちまうと思うだろ。だが、そうじゃない。スカーはそれでも愛し…

オオカミさんとおかしな家の住人たち

「別に、拒否してもいいんですのよ?泣くほど嫌なことを無理してさせるほど私は鬼じゃないですし」 「そっそれは、雪女さんには世話になってるし……」 「うふふふふ、いーんですのよ。わかってますのよ。やっぱり涼子ちゃんも、森野君にかわいい姿を見てもら…

2009年1月10日の日記

今日は月一回のボドゲデー。いつもと違う会場だったので、ちょっと道に迷ったりしたけど、時間どおりに着いた。TLの遅刻報告の多さはどうかと思うよ!初参加者さんたちの集まりは、ちゃんとしてたのに、まったく(ぶつぶつ) 今回はいつものよう適当にボドゲを…

れでぃ×ばと!(10)

やっぱりあの男のことは『嫌い』だ。 けれど―なのに― こんなことが、有り得るのだろうか? 『嫌い』なまま―『好き』になりつつあるだなんて、有り得るのだろうか? セルニアとのデートがとても楽しかった。秋晴も何やらもやもやしたものを抱えてるから、これ…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(5)

「京介氏、たとえきりりん氏がいなくとも、我らの友情に変わりはござらん。違いますか?」 「― ハ、」つられたのか、俺もついつい噴き出しちまった。 「違いねえやな」 言うまでもねえさ。 俺はおまえらのことが、大好きだよ。 黒猫が可愛い!うるさいのがい…

2010年1月9日の日記

朝、目が覚めたら7時だったので、もうちょっと眠れるなあと目をつぶったら、9時半回ってびっくりした。なんというタイムスリップ。ぼうっとしながらTL眺めてたら、王様のブランチに冲方さんが出てるよというPostがあり、一気に目が覚める。慌てて居間にいっ…

吉野北高校図書委員会(3) トモダチと恋心

行ってみたい。でもここにいたい。せめぎ合うのはいつもその二つの気持ちで、どっちを選ぼうとしても私はとても不安な気持ちになる。あとは自分の気持だけだとわかっているのに、どちらにも踏み出せない。 受験生となった大地とかずらが、いままでとちょっと…

ほうかごのロケッティア

てことは、マジで、かぐやがケータイを宇宙に送るなら、自分でロケット作るしかないのか。女子高生がたった一人で?バカでかいロケットを?無理だ。無理に決まってる。 ああ、なんとワクワクさせられる話なんだろう。ロケットの仕組みじたいはとても単純で、…

2010年1月8日の日記

一週間が長かった……(昨日と言ってる事が違う)。たぶん、元のペースに戻すにはもうちょっとかかるんだろうなあと思ってたら三連休なので更にかかりそう。二月には何とかなるといいね。とりあえずあれだ。今日になってどっと疲れたのは、会議やら何やらでい…

クシエルの矢(2) 蜘蛛たちの宮廷

「何もかもすんで、もしもあなたがまだ生きていたら、見つけてあげる。私の約束はそこまでよ、フェードル」 フェードルから見えないところで陰謀劇が加速して、人を操る巧みさを実感してたら、まさか……黒猪あたりは涙無くして読めなかったけど、そこからがむ…

トゥインクルスター☆シューティングスター

「僕は天使です。あなたを保護しにきました」 「あ、間に合ってますから」 茶子は真顔できっぱりと言い切った。 「どうせ宗教の勧誘かなんかでしょ?間に合ってます」 「いやそういうのとはちがうんですが……」 悩みを抱えた四人の女の子が、天使や悪魔と出会…

2010年1月7日の日記

水曜日かと思ったら木曜日だった。そうか今週は一日少ないんだった!なんか嬉しくなって俄然やる気が出てきたけど、あと一日しかないじゃん。いやあ、残念。ここ二、三日、同僚から「アバターいいよアバター」と言われたけど、積み本がどうにかならない限り…

死神様と紅き契約 死んだ私と、死にたい彼。

「来ると思わなかった」 「来るよ!どこだって、助けるって言ったじゃん!こんな遠くまでっ、バカ」 事故で死を目前にし、生き返る代わりに死神のお手伝いとして、自殺志願者の男の子を助けるお話。相手の事情があまり見えないまま、深みにはまっていくのが…

クシエルの矢(1) 八天使の王国

天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。ここでは、愛の営みは神への捧げ物である。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに数奇な運命をたどる。謎めいた貴族デローネイに引きとられ、陰謀渦巻く貴族社会で暗躍するために…

2010年1月6日の日記

咳はともかく、鼻水が止まらないのが辛い。じゅるじゅるさせながら仕事するのもあれだけど、垂れ流すわけにもいかないし。うーん。 おかげで一日中、ぼうっとしてましたが、本を読んでる間は別でございました。クシエルの矢は、二巻が本番との言に偽りなし!…

ミストボーン 霧の落とし子 (1) 灰色の帝国

「いっしょに残ることにする」彼女はいった。「でも、あんたを信用するからじゃないよ」 ケルシャーが眉をぴくりとつり上げる。「なら、どうして?」 ヴィンは肩をすくめ、そうして口を開いたときには、心の底から正直にいっているようだった。 「これから何…

悠久のアンダンテ 荒野とナツメの物語

走って走って走り続けて― その先に待つものを、一体なんと呼べばいいのだろう。 蟲に襲われたナツメを助けてくれたアベルに七年後再会して……会いたいと思う気持ちから、自分の思いに気づいていくあたりはとてもよかった。優しさに包まれる話は素敵。ただ、も…

ライトノベル読みたちの2009年まとめのまとめ

巡回先の本読みさんたちの2009年のまとめ記事をまとめてみました。ライトノベル中心なのは、僕仕様です。 StarChartLog | 2009年のお気に入り書籍 01/10 追記 随想 | 2009書籍まとめ 01/10 追記 ラノベ365日 | 2009下半期新刊10選 / 2009上半期新刊10選 01/0…

2010年1月5日の日記

こうなるんじゃないかなーと思っていた通りに貧血った。ああいうのって、なんで扉が閉まった直後に来るんだろうね。次の駅について扉が開くまでが長かった……。早めにベンチ回避したおかげで、そんな長くとどまらないですんだのが幸いというべきか。 仕事はが…

後宮小説

「後宮の規則などは、とろけるくらいに軟らかく考えねば話にゃならん」 語り口がとてもユーモラスでしたが、それ以上に銀河が魅力的で、はじめは物知らぬ彼女にあきれながらも、だんだんと彼女に魅了されていくやり取りが楽しい。単に後宮のお勉強ものとして…

金星特急(1)

花婿募集 条件:生殖能力のある男性 報酬:この世の栄華 金星特急:六月六日午後一時四十九分 応募主:金星 絶世の美女たる金星の婿候補者が、乗り込んだ特急でのサスペンスを描いたお話。閉ざされた特急や金星の謎の魅力もさることながら、共に乗った人たち…

今週の購入予定本

今週って電撃文庫ぐらいしかないよね?新シリーズに手を出すかどうかは決めてないけど、仮に手を出してもこのぐらいしか買わないと思われる。 01/10 電撃文庫 れでぃ×ばと! (10) 上月司 [A][B] デュラララ!!×7 成田良悟 [A][B] 俺の妹がこんなに可愛いわけ…

2010年1月4日の日記

年末年始休暇最終日。もう四日間も外の空気に触れてないので、ちょっとだけ外出してみた。欲しい本(ハヤカワ文庫FTの「ミストボーン」の二巻)もあったし。それがまさかこんな大冒険になるとは、このときは思ってもいなかった…… まずは身体慣らしもかねて、…

闇の守り人

「あの子の用心棒をしているうちに、わたしは、ふしぎなことに気づいたんですよ。自分の命さえあぶない、恐ろしい仕事だったのに、チャグムを守っているあいだ、わたしは、幸せだったんです。……ほんとうに、幸せだった」 バルサは、かすかな笑みを浮かべた。…

鋼鉄の暗黒兎騎士

「あれから、もう十年になろうっていうのに……。なかなか忘れられないものね」 「無理して覚えとくことでもないが、無理して忘れることでもないさ」 「あんた……ときどき鋭いこと言うわね」 「おいおい、あたいはご主人さまより、ずっと長く生きてるんだぜ?」…

2010年1月3日の日記

まだ具合悪いので、家でぬくぬく過ごす。なーんか長時間起きていられないんですよね。ラ管連咲部の様子にうずうずしながら、本を読んでました。 今日読んだ本の中で大ヒットは「ミストボーン」。スカーと呼ばれる虐げられている民の反乱分子が、神に並ぶ支配…

緋弾のアリア(5) 序曲の終止線

それにしても、皮肉な話だよ。 あの時はお前が俺を追い回してて……今は俺がお前を追ってる、なんてな。 「2回目ね、あんたと戦るのは」 同じことを思い出していたらしいアリアが、俺を睨みつけてくる。 「あのときは逃げたけど、今日は逃げないぜ」 なんてい…

花姫恋芝居 白蛇に届け恋の笛

「なあ、碧天」 「駄目だ。梅香の家までこのままだ」 「では、このドキドキがどうやったら治るか、教えてくれ」 ああ、もうふたりっきりになったときのドキドキ感がたまらない。恋だね!こうなったら男も女もないよなあ。初々しいふたりを見守りたくなる。相…

2010年1月2日の日記

具合の悪さがさらにアップ。朝起きたときには、頭痛いわ、腹痛いわ、喉が痛いわで、ぐったりでしたが、いったん寝たら少なくとも落ち着いた……と思ったのに、あまり良くならないまま、一日中寝てた。本も読んでたけど(もしかしてこれがよくないのか?)。正…

三流木萌花は名担当!(2)

「僕、なんでもかんでも萌花さんの言うとおり、エッチに書くわけじゃないからねっ」 「あら、そう。なら……」 萌花さんは、口の端を曲げ、魔女のように妖しい笑みを浮かべた。 「女の子のことしか、考えられないようにしてあげる」 うーん。本を作るでも売る…