2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

笑わない科学者と神解きの魔法使い

「な……なんて……言って、いいかっ……私っ……」 「言葉にしなくて言い。回答を提示する必要はない。世の中には言葉に出来ないものがある。でも、ちゃんと咲耶はその回答を知っている。わかっている」 ニヨニヨさせてくれるかと思った恋愛話が思ったほどじゃなか…

ウィザーズ・ブレイン(7) 天の回廊(上)

「ゲームの参加者全員、誰もが、他の参加者を利用したつもりになっとるんだろう」 つぶやき、新しいタバコを取り出して火をつけ、 「ま、我々も他人を笑えた義理ではないがな。……己の策に足下をすくわれんよう、せいぜい気を付けるとしよう」 賢人会議がシテ…

2010年8月10日の日記

土砂降りの雨かと思ったら、晴れ間が覗いたり。へんな天気でした。台風が来てるらしいので、その影響だったりするのかしら。お願いだから、通勤時間だけは、雨風避けて欲しいな(無理言うな)。 いろいろ面倒くさいことが沢山あって、もういっそ早いところ夏…

菜々子さんの戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

「ずいぶん残酷だね」 「そりゃ残酷よ。子供だもの」 面白かった!小学校の頃に起きた事故は、本当に事故だったのか?振り返りながらたどっていくうちに見えてくるトリックと、気づかされる思いに、どんどん心拍数が上昇していく。可愛いのに怖い。否定して…

煉獄姫

そして、彼女は。 「だったらめいれいするわ、フォグ」 彼がここへ来て初めて、年相応の、幼い笑みを浮かべ。 嬉しそうに、本当に嬉しそうに、言ったのだった。 「わたしと……ともだちになって」 生まれながらにして呪われた姫と彼女に仕える少年が繰り広げる…

2010年8月9日の日記

世間では夏休みに入ってる人がちらほらいてとても羨ましい。それなら少しは電車が空いてるかと思ったのに、まるで変わらないのはどういうことだ。立ってるのが辛いぐらい具合が悪かったんですが(月曜日だから)、それ以上に辛かったのは、仕事が多かったか…

私立!三十三間堂学院(10)

「伊緒は伊緒で優勝目指してるんでしょ?だったらボクや由里の事なんか気にせず、自分の優勝目指せばいいんだよ。大体、普通の大会だって出場者はみんな優勝したいと思ってるわけで、それを邪魔しちゃ悪いなんて気を遣ってたら一生も出来なくなっちゃうじゃ…

白と黒のバイレ 踊れ、終演のカンテと共に

「当然ですわ。セロはわたくしの騎士ですもの」 本気と冗談と、そしてブランカ自身の願いを全て混ぜ合わせて、色々な気持ちを誤魔化して、主従の線を確認して、自分自身で少しだけ傷ついて―それでも甘やかしてくれるセロに安堵する。 「側にいる。だから安心…

2010年8月8日の日記

髪を切りに行こうと思ってたのに、気づいたら寝てた。きのう眠れなかったもので……(言い訳)。 そのせいかどうかわかりませんが、今日は感想を書くのにものすごい時間がかかりました。だいたい1冊30分以内で書けていたのに、1時間経っても終わらなかったので…

とある魔術の禁書目録(21)

「……立てよ、ヒーロー」 一ページ目から一気に引き込まれた。それぞれ守る者のために戦う姿が格好いい。成長みえる一方通行や、まさかの第二王女にアックアさんと、読んでるだけでテンションあがりますが、一番すごかったのは、浜面さんです。ええ、さん付け…

クロノ×セクス×コンプレックス(2)

薄々勘づいてると思うけど、バーニー、お前は今、肉体と精神の時間が一致してない状況に陥ってる。お前の精神は今日をばらばらに通過している。おまえがこのメモを初めて見るのは午後三時のはずだ。俺がこれを書いている今は<総論>の授業中だ。俺は現時点…

2010年8月7日の日記

部屋の片付けって、何でこんなに時間かかるんだろう……(読むからです)。午後も遅い時間からやったのはたしかですが、寝る時間までかかりやがった……。そして目当ての本が見つからないという状況。ふふ。僕はあきらめが早いんですよ(ダメな大人)。ちなみに…

ソードアート・オンライン(5) ファントム・バレット

「いや、そうじゃないんだ。今夜は大丈夫なんだけど……その、アスナ、俺、……」 珍しく言いよどんだ和人は、数秒間あーうーと唸ってから、いきなり明日奈の心胆を寒からしむる台詞を発した。 「俺、近いうち、ALOの<キリト>を他のゲームにコンバートさせるか…

銀砂糖師と青の公爵 シュガーアップル・フェアリーテイル

「おまえは、馬鹿だ」 「そうだと思う。でも、やりとげたいの」 「それが望みなら。……おまえの、望みのままに」 ものづくりに真剣に取り組むアンの姿は惹かれながら、シャルとの恋にドキドキでした。思いに自覚していくところや指摘されて戸惑うところとかい…

2010年8月6日の日記

朝起きたら声が出なかった。無理やり出したらなんとひどい。クーラーつけないで寝てるのに、悪化していくというのはどういうことかね。がんばって仕事にはいってみたものの、忙しいと言うほどでもなかったので、早退を申し出たらあっさり許可が出ました。さ…

ウィザーズ・ブレイン(6) 再会の天地(下)

「サクラもよく見ておくと良いよ。……この人は魔法士戦力なんか一切使わずに、自分の演説の力だけで、この状況を五分にまでひっくり返すつもりだから」 ニューデリーの未来を決する一日。マザーシステムの議論を目の当たりにして、錬を筆頭に目を逸らしてた人…

カンピオーネ! 神はまつろわず

「世迷い言をおっしゃいますのね。彼らは人の身でありながら神を殺し、王へと昇格した方々です。数字の上での戦力差など、どこまで意味があるでしょう?」 王や魔王と称されるカンピオーネとなった高校生の護堂が、神様と戦うお話。なんてバトル!これでもか…

2010年8月5日の日記

咳が止まらないどころか鼻水まで出てきて、会う人会う人「風邪ひいたね」と言われるほどでした。もう休んでもいいよね……おまえらの笑顔が憎い。ところで、今日はまだ5日だというのに、もう電撃文庫の新刊が出ておりますことよ!お盆期間ぱねぇ。普段ならbk1…

テルミー きみがやろうとしている事は

「わたしの心の中には、あの事故で死んだ二十四人が、まだ生きている。……比喩ではなく、本当にわたしの精神に介入してくるのよ」 「心の中で……生きている?」 「彼らは、人生の最後の瞬間に強い心残りを抱いた。そしてその思念が、なぜか生き残ってしまった…

ウィザーズ・ブレイン(6) 再会の天地(中)

「考えなければいけません。……その間違いは、いつか、君の大切な誰かを不幸にします」 マザーシステム賛成派VS反対派という単純な形にならないから面白い。シティ・ニューデリーには悪いけれど、イルとサクラ、クレアとフィアとセラ、ディーと錬、そしてヘイ…

2010年8月4日の日記

咳が止まらん。やばいなあ。だんだん悪化してる。職場の寒さが悪いんだ。 という話をして、あったかいもの=ゆたんぽと言ってきたななきさんに、ゆたんぽで温まる140文字物語を書いてとムチャぶりしたら、頑張ってくれました。とてもニヤニヤした。 でもまあ…

嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉

さようなら。宮子は目を閉じ、こころの中でつぶやいた。 (さようなら、次郎君。― さようなら、わたしの恋) 東宮の言葉攻めが何と……。暴走気味な東宮はさておき、愚かかもしれないと思うこともあるけれど、苦しく、それでいて幸せだという恋模様は、見てい…

鉄バカ日記

「こうやって旅に出ると、必ず自分なりの発見があるからね。……発見っていっても大抵は些細なことでしかないし、他の人にとっては当たり前のように知っているようなことでしかないのかもしれない。でも、それを自分の目で見つけるってところに、喜びがあるん…

2010年8月3日の日記

仕事が忙しすぎて、ぶらうじんぐができない(まて そんなことはどうでもいいとして、最近めっちゃ面白くて一気読みしたいのを我慢しながら読んでたのに、最新刊まであと一冊というところまで追いついてしまいました、ウィザード・ブレイン。しかも最新刊は上…

ウィザーズ・ブレイン(6) 再会の天地(上)

サクラとディーに対峙する、『予定外』の魔法士達。 赤髪の方は問題無い。だが、後の二人の存在は、さすがにどうしたものか。 ……どうしてこう間が悪いかな、あの子達は。 サバイバルナイフを眼前に構えて疾走する自分の弟の姿を見つめ、真昼は溜め息を吐いた…

翼の帰る処3(上) 歌われぬ約束

「時は流れて戻らない。形あるものは滅び、命あるものは死する。それはわかっています。ですが、それをそのまま忘れてしまうのは怖い。……ナグウィン殿、失うことを惜しむのは、恥ではないのです。わたしはそれを、王から教えられました」 雛鳥の可愛さとシロ…

2010年8月2日の日記

月曜日に体調不良なのはいつものこと。にしても、貧血ると座っていてもきついですね。いいんです。そんな人生で。今日から人の入れ替わりがあったりしましたが、まあ、なんだ。当分の間、仕事がきついことになりそうです。 そんな話はどうでもいいや。らのさ…

小さいおうち

あのとき奥様は二十二になったばかりで、私は八歳下の十四歳だった。あれからわたしたちはずいぶん、恋時間を一緒に過ごした。 米寿を超えたタキさんが、女中奉公していた頃の思い出を記したお話。幼い頃から実家を離れて、でもそれを勝手に苦労と思われたく…

魔王城五限目

「お前らぁ!」 エイゴは力一杯叫んだ。 「ただいま!!」 二度目の魔王戦争が描かれるお話。かつての魔王話は重いものがあったけれど、二度目だから、経験者がいたから、今回は惨劇にならなかったんだと思います。狂信による悲劇はあったものの、子ども達の成…

2010年8月1日の日記

目が覚めたのは10時近かった。何が起きた。昨日そんなに遅くまで起きてたつもりはないんだけど……久しぶりに外出したからかと思ったけど、4時間で?いくらなんでも……と否定しきれないのが、今の僕の体力です。コミケの売り子とか無理じゃね? そんなこんなで…