2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) フルメタル・パニック!

『……千鳥かなめ、聞こえるか!?』 『……オープン回線で呼びかけている。返事ができないなら、聞いていてくれ!俺は来たぞ。すぐそこまで来ている!』 『俺は君を連れ戻しにきた。わかるか?連れ戻しにきた!』 涙が出ないわけがない。言葉にならない面白さでし…

銃姫(7) No more Rain

「どんな出会いでもはじめは、たあいのないものだと俺は思う。肝心なのは、いまそうじゃないと思うことだと、俺は、思う……」 「いま、そうじゃない……?」 「そう。いまは、ただの偶然じゃないと思いたい」 ジュディットは、言葉を呑み込んだ。 「いまは、必…

2010年8月20日の日記

朝の通勤電車でフルメタ最終巻を読んでた。泣いてた。危うく電車乗り過ごすほどのめり込んでた。このまま途中で止めて仕事なんて無理!と思ったので、スタバに寄って続きを読むほどでした(僕は始業40分前に会社着いてるので)。面白かった興奮した涙した最…

神の守り人(下) 帰還編

「でもね……」 バルサは、掠れた声でいった。 「強くなっても、わたしは、救われはしなかったよ、アスラ」 ああもう大人ってヤツは……。たぶん、僕がバルサを好きなのは、人の思いを守ろうとするからだと思います。今回彼女の傷つき方は半端じゃなかったけれど…

銃姫(6) The Lady Canary

(たしかにあるのに、目に見えないものにふりまわされる……) セドリックはふと、顔を上げた。 それは、唐突なひらめきだった。 「かみさまも、そうじゃないのか……」 これまで見られなかったアンの弱音を聞き、ようやく思いを告げることが出来たのに……精霊王…

2010年8月19日の日記

だんだん仕事が寄せられるようになってきてやばい。九月になったらさらにドンだぞ。忙しいのは構わないけれど、本を読む時間が減るのはアレなので、何とかしたいが何ともならない。時間が無くなったら、自然と更新できなくなるかな。 TLでフルメタ読了してる…

神の守り人(上) 来訪編

「わたしの養父がいっていた。絶望するしかない窮地に追い込まれても、目の前が暗くなって、魂が体を離れるその瞬間まであきらめるな。力を尽くしても報われないことはあるが、あきらめてしまえば、絶対に助からないのだからってね」 その言葉よりも、バルサ…

銃姫(5) The Soldier's Sabbath

「昨日も今日も明日も、あたしを愛してる?……あたしずっと、聞いてばかりだった。あんたはいつも馬鹿にするばっかりで、まともにとりあってくれなかったね。明日のことは明日にならないとわからないって。でも、あたしは……」 ビニーは弱々しく微笑んだ。 「…

2010年8月18日の日記

久しぶりの下界は、刺激が強すぎた。立ってるだけでふらつくレベル。普段に比べたら若干電車が空いていたのが幸いでした。一度だけ降りたけど、ま、そんなもんだろ。お腹に力が入らないので、椅子に座ってるのも辛かったけれど、昼過ぎぐらいにようやくいつ…

とある飛空士への恋歌(4)

みんな無事だろうか。誰も傷ついていないだろうか。後方索敵を任されるようだが、どうかつつがなく職務をこなせますように。 わたしはただそうやって、聖アルディスタへ祈ることしかできなかった。いま戦場の空を飛んでいるであろう同級生たちがひとりも欠け…

カンピオーネ!(3) はじまりの物語

「草薙護堂。あなたはとってもバカな人だわ。でも、その愚かさがあなたをここまで導いてきたのも事実。だったら、世界で最も愚かで、最も偉大な方々の仲間入りをしてみなさい。勇気を持てとは言わない。代わりに、とことんまでバカを貫きなさい」 始まりの物…

2010年8月17日の日記

「そのとき」シリーズを読み終わって、悶々とする。あれで続きが出てないっておかしいでしょう!ああもう。 とりあえず「銃姫」読んだ人は、このシリーズ読むといいです。で、一緒に続きマダーと叫びましょう。 高殿サーガは、いろいろ世界観に繋がりがあっ…

銃姫(4) Nothing or All Return

「彼らはまともだ。この世の中に気が狂ってる人間などいない。だからこそ悲劇なのだ」 なんという現実。銀のくつしたまでは予想できたけれど(したくなかったけど!)、天使は……。夢を追い、理想を求める子供の心を、こういう形で壊していく展開は、予想以上…

神々の砂漠 風の白猿神

「バカな。どっかから筐体群が押し寄せて、ほとんど一夜で都市を壊滅させたとでも言うのかい?」 「いえ、一機ですよ。東京はたった一機の神に滅ぼされたんです」 文明が滅びてから百年。ロストテクノロジーである神々の力を具現化する兵器・神格筐体を掘り…

2010年8月16日の日記

本日は銃姫デー。というか、高殿デー。 ステラさんに貸されたとき「6巻からは一気ですよ」と言われて、ハハソンナと思っていたのに、一気でした。銃姫7〜11、間に高殿さんの「そのとき」シリーズ(銃姫と世界観の繋がりがある)を読む一日。めっちゃ面白かっ…

銃姫(3) Two and is One

「ここで血の証明をして温かいベッドとミツバチの奉仕を受けるか。それとも嵐の中に放り出されるか好きになさい。わたくしの仕事は、ここでより純血に近い子供をつくり、絶対信仰中枢へ送り届けること。もしあなたたちの中でひとりでも種馬にふさわしい男が…

ケモノガリ

「答えろ」 男はそれを聞いた瞬間、弛緩したようにぐったりと脱力し、怯えた様子で呟いた。 「クラブだよ。お前たちを連れてきたのは、人狩りの愛好者たちだ」 人を狩るクラブに目をつけられた学生たちが生き残る為に戦うお話。覚醒しすぎだろ!と思いながら…

2010年8月15日の日記

夏休みだというのに寝てばっかりとはどういうことだ。コミケ三日目は行こうかなと思っていたけれど、昨日からの体調不良が全く持って良くなってないので(座ってるのに倒れそう)、おとなしく引きこもることに……汗だくでもクーラーつけたくないお年頃。そし…

夕月夜 ― 寺子屋若草物語

「けど、それは迷信で……」 「迷信と違うわ。現に、うちの亭主は死んだやないの」 許嫁が戻ってくるということで、寺子屋の今後について考えるお話。いつまでも三姉妹でと行かないのはわかっていても、急な話は迷うよなあ。女の幸せとか男の身勝手さが随所に…

銃姫(2) The Lead In My Heart

「では、ただの無謀だ。若者はとかくそれを勇気と勘違いしがちだがね」 「そうかもしれません」 セドリックは頷いていた。 「でも、それらを区別する線は、あなたに引かれたくない」 ああ、もう切ない。聖人の骨は銀になるという逸話が、こういう形で見せら…

2010年8月14日の日記

5時半に起きれば間に合うなと計算していたのに、SleepCycleが5時に起こしてくれました。はりきりすぎだよ。ちなみに編集長うさみんは、もっと早く起きたそうです。頑張りすぎ。 早く起きて余裕があるときほど、遅刻するフラグが立って、朝から全力疾走する羽…

カンピオーネ!(2) 魔王来臨

「べつに草薙さんのお言葉を信じたとか、あなたに懸けてみたくなった、そういう意味ではありませんからね。どうせあなたは、私をさらっていうかれるおつもりなんですもの。抵抗しても無駄だと思っただけです。……本当に、それだけなんですから、勘違いなさら…

姫君返上!聖者の花嫁となる者

「ギィ様は、ノエル様を聖祓魔師の座から降ろしたいのですね?」 「あぁ。彼女は聖祓魔師の座にいるべきではない」 フォローしようとすればするほど墓穴ほるアレクと、実は鈍かったのねというおねーちゃんが楽しくて楽しくて。たぶん、一番楽しんだのは、ジ…

2010年8月13日の日記

今日から夏休み……だからといってグダグダする暇がなかった。髪を切りにいき、部屋の整理(本の処分ともいふ)をして、コミケに参戦してた葉月さんに京都便を返しにいったら同じ分だけ押しつけられて、戻ってきてまた部屋の整理(本の処分ともry)……体がやば…

ウィザーズ・ブレイン(7) 天の回廊(下)

『私の旅はここまでだが、この手紙が誰かの手に渡るのなら道は続いていると信じる。どうか、世界を。人間と魔法士が共に幸せに暮らす未来がどこかに必ずあると、私は願っている』 科学を信じて、危うい道を行きそうになるも、アリスという存在が彼を支えてく…

銃姫(1) Gun Princess The Majesty

「武器を手にしたから人を殺すんじゃないわ。人を殺そうという思いが手に武器を握らせるのよ。つまり殺意があれば、手にしたものはみんな武器になる。それはフォークだって、剣だって軍隊だって同じよ ―だから人間は、決して武器を捨てられない」 少年少女に…

2010年8月12日の日記

「キケン カバン」と書かれたメールが自分から届いてて、一瞬迷ったけど、あれだうららさんに貸す本について、自分でメール送ったんだ。なぜ僕は「うららさんに有川浩のキケンを渡すためにガバンにいれておくこと」という文を書かないんだ? ふと以前のPost…

隙間女(幅広)

「家主を脅すことで、隙間女は次の隙間に渡るチカラを得るんです。あなたが怖がってくれない限り、次の隙間に移動することはできません」 「じゃあ徒歩でもいい。とにかく出て行ってくれ」 「そんな!外に出るなんて絶対無理です!限られてない空間に出ろだ…

ウィザーズ・ブレイン(7) 天の回廊(中)

「はい。満場一致ということで」 ディスプレイの向こうでにっこり微笑む真昼。 「それではみなさん、仲良く悪巧みと行きましょう」 大気制御装置の秘密に迫るお話。すげー、まさかこの手詰まりの状態で、世界うんちゃらというはったりを効かせるとは……悪巧み…

2010年8月11日の日記

とあるプロジェクトがエンドレスエイトになってきた。うんざりだぜ。ところで、コミケがあと数日に迫ってきたのに、らのさい宣伝ページを作ってないことを思い出したので、がんばった。 C78『バカとラノベと管理人』のお知らせ 日記書いて感想書いて宣伝書い…