2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

彼女は戦争妖精(6)

「このままで ― ずっと今のままでいられるのかな?」 これまで一度も登場していないはずの男を巡って、ロードやミンストレルなど、多くの人が動き回ってるなあ。でもたしかにどんな鍵をもっているのかは大いに気になるところです。それにしても、嘘も重ねて…

花姫恋芝居 夜空に咲いた恋花火

「そんな、あれは、約束なんかじゃ……」 「約束だったさ、少なくとも、あいつにとってはな」 親方も、まだ信じ切れない彼女へ語りかけた。 「門前払いされても、邪魔だと怒鳴られても、あんたのために花火を打ち上げたいと、この工房に通い続けたあいつの気持…

2010年8月31日の日記

明日からすっごい大変になる。っていうか、業務で使うシステムにアクセスできるのが僕だけっておかしすぎる……これあれですか、当分の間、休むなってことですか。おのれ(以下自粛)。 いやー、それにしても、仕事がアレなせいか、読書し出すと集中しちゃいま…

空色パンデミック(3)

ああ。 そうか。 そういうことだったんだ。 僕は真実に気づいてしまった。 本当の空想病罹患者が ― 誰なのかということに。 一瞬にして足元が崩壊した。ほんの今の今ままで、幸せなひと時を過ごしていたのに……もはや何を信じていいのか分からない状況に、軽…

八朔の雪 ― みをつくし料理帖

― 安うて、美味しいて、みんなに喜んで食べてもらえるもんがええなあ。 何かを美味しい、と思えれば生きることができる。たとえどれほど絶望的な状況にあったとしても、そう思えばひとは生きていける。 幼い頃に両親を亡くし、大阪から江戸へ渡ることになり…

2010年8月30日の日記

土日出かけないと、朝の電車で死にそうになります。立ってるのが辛い。暑さの影響もあったと思うけれど、10分乗っていられないとは思わなかった。仕事中も座ってるのにふらついて倒れそうになるし……少しは外に出るようにしよう。うん。 そんなこんなでやる気…

“文学少女”見習いの、卒業。

わたしの初恋。 なんて、贅沢な片思いだったんだろう。 一番大好きな人の、あんなに近くにいられて、毎日、話をしたり視線を交わしたり、悩みを打ち明けたり、頭を撫でてもらったり。 何度も何度も、好きですと伝えられた。 あんな幸福な片思いなんてない! …

バカとテストと召喚獣(8)

「おい明久!正直に答えろ!お前、まさか……」 「な、なにかな?」 「姫路と、一緒に暮らしていたりしないだろうな……!」 やばいやばい。超ニヤニヤする。明久と一緒に過ごせることを嬉しく思う姫路さんの行動が可愛くて可愛くて。まあ、明久の布団の匂いをか…

2010年8月29日の日記

あつーいだるいーい。という一日だったので、本読む。微妙に気力が足りなくて、単行本を読めなかったのが残念でした(重くて)。それでも、マンガや再読含めて13冊読めたので、とても有意義な一日だったと思います。多少腰が痛くなったってそんなこと気にし…

花は後宮にあり!後宮解散と届かない手紙

「そなたは、なにもいってはくれぬのか……?」 「だって、あたしはァ……」 「予の、友だちであろう?」 ああもう、他の人の好意にはなかなか気づかないのね。とはいえ、寒月の言葉に素直に頷けない程度には自立してて、うんやっぱ露露はこうじゃないと。どちら…

俺のコンビニ

「……こんなことを言うと変に思われるかもしれませんけど」 瑠美は小さくはにかんで良平を見上げた。 「人を頼るってことを、私、ここで初めて教わった気がします」 青臭くもいい青春もの。田舎町で若き店長がコンビニを始めるんですが、いろんな苦労がありま…

2010年8月28日の日記

クーラー入れるか迷うぐらいには暑かったけれど、本読んでて汗が流れ落ちることがないぐらいには涼しかったように思います。つーか、今の僕は暑さ感覚がちょっとおかしいので、まあなんだ(なんだよ)。 今日は本読みさん。暑いと思ってアイスノンっぽいやつ…

カンピオーネ!(4) 英雄と王

「い、いえ。あなたの敗北はわたしの失態ゆえです。……わたしがあのとき、あなたにキ……キスをしていれば、また別の結果になっていたでしょうし」 「そ、そんなことはないって!断じてそんな理由で負けたわけじゃないからな!」 アテナの導きによってペルセウ…

雪逢の狼 陰陽ノ京 月風風譚 弐

「ならば、貴公には伝言を頼むとしよう。貴族に飼われる道士どもよ、我を止められるものなら止めてみせよ。我は白山 ― この名に覚えがある者が、まだこの地におるかな」 こういう気高き狼と戦わねばならないことがやるせない……陰陽寮に恨みを持ちながら、強…

2010年8月27日の日記

眠いのは、寝る前に一冊だけ読もうと思っていたY十Mを最終巻まで読んでしまったせいです。今日は仕事後に送別会。そういえば、仕事関係の人と飲むのは久しぶりだなあ。いろいろノリが違ってて、それはそれで面白いけど、読んでる本の続きの方が気になるぐら…

銃姫(11) The strongest word in the world

「別れるときって、いつも相手に自分の中のなにかを残していくような気がするんだ」 セドリックは彼女に言った。 「だから、また会いたくなるんだと思う」 アンブローシアを取り戻す為に、エルだけでなく、ティモシー、キサラ、バロットなど、これまで関わっ…

バカが全裸でやってくる

「お前まさか、自分が小説家になれないなんて思ってないよな?」 これたぶん私小説ですよね。全裸バカ出したりしてるけれど、小説を書くという思いや、応募し続ける心情などは、たぶん本人の言葉だと思う。物語を紡ぐ面白さにハマり、でも自分の妄想を露出し…

2010年8月26日の日記

今週は忙しすぎて話にならない(何のだ)。帰宅してから自分の時間が取れないことが続くと、心の余裕が無くなるなあ。僕はもっと感想が書きたいん……違うよ、本が読みたいんだよ。なにを勘違いしてるんだね、君は。読了本が多くなって感想書かなきゃと焦りは…

ゴミ箱から失礼いたします(4)

「ルールは簡単。私たちは今後様々な状況で、萌太を必要としていく。で、具体的にどうなったらいいのかは分からないけど、萌太の考えを改めさせて、コンプレックスを解消させた人の勝ち」 「え?え?」 「もちろん勝者は、萌える太くんを好きにしていいって…

銃姫(10) Little Recurring circle

―ねえエル。 僕らは、ふたり怪物だったけど、ずいぶん、人間らしい怪物だったね。 僕らは人間じゃないから、楽園にはいけないかもしれないけど、 どこにいても、エルがいてくれるなら、 僕には、それ以上の楽園なんてないんだ。 初っぱなからセドリックがや…

2010年8月25日の日記

今日こそは早く帰ろうと思ったのに、なんだか妙な雲行き……同僚は寝坊して大遅刻するし、元上司は「PCの調子が悪いから見てくれ」とか言い出すし(僕はなんでも屋じゃねえ)、主要ではないけど業務システムダウンするし、上司は先に帰っちゃうし……パトラッシ…

パラケルススの娘(10) 永遠に女性的なるもの

「ここから先は、本当に―お前、独りになる」 「違うよ、ジンジャー」 はっきりと、遼太郎は言った。 「僕がここまでやって来られたのは、みんなのおかげだ」 <女主人>が必死になって英国の崩壊を抑え込み、<母たち>の絶望的な孤独を切り抜けて、神になろ…

ベン・トー(6) 和栗おこわ弁当310円

「いや、その……僕が分からないのはまだ三〇%OFFになったばかりで、半値印証時刻じゃないのに、なんで店内にいる狼はこんなにピリピリしているのかってことなんだけど?」 それはね、と柚子が優しげな顔で言うと、その目が見開かれ、表情が歪む。 「洋、答え…

2010年8月24日の日記

この二日間ものすごい忙しさなんだけど、その忙しさを感じてるのが僕だけというのがやるせない。はやく仕事覚えてくれ。 それにしても、これだけ働いた感があるのに、僕のTLには猛者が多すぎるから、あんま文句言えな……いや、違うだろ。本来残業自体が問題な…

銀の河のガーディアン

「あんた、止めないの?」 「止めて欲しいの?」 訊き返されて、ラリエナは黙った。 「コンビなんだろう?僕ら」 皇帝直属の蒼衣衛に所属することになった新人でこぼこコンビの活躍が楽しい。宇宙で魔術だけどロボットバトルみたいなお話だけど、局地的な戦…

本日の騎士ミロク(5)

「……俺じゃ、アイツに勝てないのか」 「ま、そーかもね」 あっさり肯定するディアートを睨む。だがディアートは顔色を変えず、 「けど、俺たちなら勝てるかもしれないだろ」 蘇る死者との戦い後編。姫を守る騎士たちが、信頼を通じて強くなっていく展開がい…

2010年8月22日の日記

昨日は1時近くまで起きていたのに、7時前に目覚める罠。なぜだろう。寝不足すぎてアレなので二度寝しようと頑張ったんだけど、自然と目覚めちゃったらなかなか寝られないんだよなあ。仕方ないので起きて、昨日書き終わらなかった感想を書いて、本を読んでた…

銃姫(8) No Other Way to Live

「でも、人間だけが旅ができるのは……、鳥やインパラのようではなく、自由に居場所を求められるのは、人間だからじゃないですか。そして、そんなふうにして、彼も僕も、多くの人たちが、あなたの元へ集まってきたんじゃないでしょうか」 エルの秘密やミトとの…

氷結鏡界のエデン(4) 天上旋律

「人に期待するんじゃねえ、人に期待されるのが護士だろうが!」 「四人目」のヴァイエルがとても格好いいじゃないか!斜に構えてないで素直になればいいのにー。部隊内に新たな恋が生まれそうでニヤニヤです。ニヤニヤと言えば、モニカとシェルティスのこと…

2010年8月21日の日記

夏休み明けに三日仕事したら結構疲れた。実はやり忘れた事があった事を思い出したりしたけど、週明けるまでどーしょうもないので放置。 というわけで、朝から富士見ファンタジア文庫の新刊を三冊読み、夕方に出かける。フルメタ語るオフあらため、平和なしオ…