2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

死神のキョウ(3)

慌てて隣を見ると、キョウが俺から顔を背けながら手を絡めてきた。 「……キョウ……?」 「な、なによ。こうしたかったんでしょ?」 「いや、まあそうだけど、さっき拒否られたから嫌なのかなと思ってたんだけど……」 「……別に嫌じゃないわよ。ただ周りに人がい…

2009年10月22日の日記

「間違って」「らのさいを書いた」「僕」がフィーバーしてた。なんだ、おまえら。グラハーが面白いので「オーラバ読もうかなー」とTLで呟いたら、妙な空気になったのでやめといた。罠を仕掛けようとする様が怖い。冊数的には構わないんだけど、未完はちょっ…

ムーン・シャイン グラスハート(3)

「あんたみたいに初めっから苦労しないでそういう仕掛け、できる人とは、誰も彼も同じって思うのやめてよ!!人がっ……自分の曲どんな風に扱うかとかっ……」 「そうだよ俺の方が天才だよ。だから何?」 反論するきっかけもなくなるくらい凄い一言を藤谷さんが、…

本日の騎士ミロク(3)

目の前で人が傷つきそうだというのに、何もできないのか。 そんな時、トーラットがおもむろに魔導器を持ち上げた。 「ギャンブルというのはね、運だけに頼っちゃいけないんです。情報を集めて、できるかぎり勝率を上げなきゃディーラーの思う壺。運がモノを…

2009年10月21日の日記

最近はてスタの付き方がおかしい。どれもこれも、ドジっ子・平和さんのせいに違いない。朝、目を覚ましたら、新しいiMacやMacBookが発表されてましたが、一番気になったのは、Magic Mouse。 アップル - Magic Mouse - 世界初、マルチタッチ対応のMagic Mouse…

薔薇とダイナマイト グラスハート(2)

「……変だよね、好きなことやってるのに」 藤谷さんは少し苦笑いしたみたいだった。 「余計なものがたくさんあるよね」 「でもあたし、先生のそういう……」 何だろう。口が勝手に動いたから、意味を自分で考えてるヒマがなかった。 「先生の、そういう、真面目…

漂う書庫のヴェルテ・テラ

「わかった。私が文字を教えてやろう」 「面倒くせえ」 「私が教えなくても、どうせ学ばなければならないぞ」 それに、とリシェルはずらりとそびえたつ書棚を振り返る。 「歴史は……私だってそれほど知っているわけではないが、ガルガンラウムやルードに勝る…

2009年10月20日の日記

今日は書くことがないな。そういえば、bk1するとき、間違って今月の美少女文庫を全買いしてしまいました。 今月はまだティアラ文庫も読み終わってないというのに…… まあ、読むだけなら、そんなに時間かからないから良いか。感想は書かない方向で。最近らのさ…

あきれてものも言えねえぜ!  魔術士オーフェン・無謀編(5)

「聞きたい!?」 「ううんと……まあ……いや、でも、ちょっと待って。少し考えさせてね」 「聞きたいのね!?そんなに問いただされたんじゃ、話すしかないわ。ちなみに聞いたら共犯よ。だって聞いたんだもの」 「なんでっ!?」 つまらないわけじゃないんだけ…

失恋竜と契約の花嫁 指先から恋の魔法

「君も、僕と一緒に考えてほしい。僕はまだ子供で、君もまだ幼くて、わからなくて逃げ出したいこともたくさんあるだろうけど、でも僕は君と共に歩みたい。この先ずっと、そばにいるって約束しただろう?」 真面目なラースと幼いフィーナの「好き」がとてもも…

2009年10月19日の日記

朝から具合悪いのはもう諦めた。そういえば昨日「ハルヒはいつから出てないんだっけ?」という話になって、ああでもないこうでもない言いながら(僕の記憶は当てにするな)、二年七ヶ月ぐらいじゃね?という結論になった気がしたけど、正解だったらしい。All…

死神姫の再婚 孤高なる悪食大公

「謝らないでくれ。本当に悪かった、もうこういうことはしない」 「え……、しませんの?」 またしても口を滑らせたアリシアは、一瞬置いて自分の発言の大胆さに気づいた。 真っ赤になって逃げようとしたが、またしても強く抱き寄せられ、身動きできない。 「……

女神の娘の恋歌 暁は伯爵、黄昏は魔王

「望む結果が得られるとは限らないんですよ?」 ミーナはにっこりした。 「ええ、それはもちろん」 「そのにっこりは『だからって諦めてなるものか』に見えるよ。やれやれ」 新米司祭のミーナの気の強さがとても楽しい。曰くありげな伯爵達を相手どる姿にニ…

今週の購入予定本

新シリーズ系は、作者買い以外、保留の方向で。オーフェンとグラハーとフレブラが僕を待ってるので減らす。 富士見ファンタジア文庫 漂う書庫のヴェルテ・テラ 川口士[A][B] 本日の騎士ミロク3 田口仙年堂 [A][B] 一迅社文庫 死神のキョウ (3) 魁 [A][B] A…

2009年10月18日の日記

アニメイトでやってた小野上明夜と岸田メルのサイン会いってきた。14時、14時半、15時の三回に分けられてたみたいだけど、一つの回は30人ぐらいなのかな?15分押しぐらいになってたけど、soundseaさん、オプさん、うららさんという知り合いがいたので、待ち…

迷宮街クロニクル(3) 夜明け前に闇深く

「お前ならわかんだろ。なんで俺は賛成しなきゃいけねえんだ?」 「それはね、だんな」 小刻みに文字を打ち込む音が響く。 「私らが賛成してあげんと、ばんちょーがしょんぼりするからよ」 真壁について周囲の視点から描かれてるお話しって感じかな。中より…

2009年10月17日の日記

読みたい本なんていくらでもあるのに、ついつい昔読んで面白かった本を読み返してしまう。あるよね? 先週は図書館戦争から有川浩祭りが始まり、見えるところにあった本は全部読みましたが、今日はスカーレットウィザード+暁の女神を一気読み。 おかげで積…

グラスハート

「だから、昨日、うちの母親に言われたんだけど。贅沢になりなさいって言うんだ、母親が。音楽がたのしいのはあたりまえなんだって、だけどそこで満足しないで贅沢にならなくっちゃって。あたし、その意味ってよくわかんなかったんだけど、だんだんわかって…

這いよれ! ニャル子さん(3)

「馬鹿だなぁニャル子は、そんな偶然あるわけないだろ」 「ですよねーあははー」 「当たり前だろ、ははは」 「……」 「……」 「……今まで目立たないキャラが急にスポット浴びると、絶対何かありますよね」 「おいやめろよ、すげー不安だけど黙ってたのに」 小ネ…

2009年10月16日の日記

具合がアレなので今日は早く帰宅……といいながら、アニメイトによって死に神姫を受け取りに行くあたりが僕です。身体というのは精神状態によっては頑張れるものなんだなと思う次第。ついでに買おうと思ってなかった本まで買ってしまうのが、僕の意志の弱さな…

我が神に弓ひけ背約者(下) 魔術士オーフェンはぐれ旅(10)

―お許しを― それを聞いてから、また数秒ほどしか経っていない。その数秒の間に…… アザリーは、はっきりとほおがひきつるのを自覚した。噛みしめた奥歯が音を立てる。 彼女は剣を自分の足下に投げ捨てると、クオに向けて、呪詛のように叫んだ。 「殺した……わ…

少年テングサのしょっぱい呪文

「あのね、バカだって思われることってそんなに怖がる必要はないよ。だってバカがバカだってことはちっともかっこ悪くないってば。バカはバカなだから、それ以上でもそれ以下でもないのよ。かっこ悪いのはバカを隠そうとした時だよ。バカを認めて「惚れられ…

2009年10月15日の日記

たぶん微熱状態なんだろうなあ。時折ぼうっとしてるらしく、今日は迷宮街読もうと思っていたのに、カバンをあけたらニャル子さんが入ってる罠。というPOSTをしたら「さすが這い寄る混沌」というリプライが寄せられるTLが大好きです。そういえば、今日初めて…

魔女っ子サラリーマン

なんなんだ、これは。 魔法?魔女っ子?一子相伝?二十七の男が、きらきらの美少女に大変身?これはアレか、謎のアイドルとしてデビューでもするのか。魔法の国の女王試験を目指したりするのか。それとも悪の組織と戦ったりするのか。月に変わって打ち首か。…

付喪堂骨董店 6 不思議取り扱います

「多少は警戒した方がいいかもしれないな。もしかしたらお前の持つ『アンティーク』も狙われるかもしれない」 「え?」 「お前が向こうに気づいているように、向こうもお前に気づいている可能性はある」 連作短編というよりは、長編に近かったかな。アンティ…

2009年10月14日の日記

葉月さんが「ライトノベル読者にオススメしてみたい歴史・時代小説。」なんて記事を書いてくれてたと思ったら、おむらさんが「おすすめ町人もの 」を、id:teatreeが「ライトノベル読みにもお薦めな時代もの! 」なんて記事を上げてるじゃないですか!なんだ…

執事ときどき彼氏

「それなら、誰かが私を傷つける前にグレンが傷つけてよ」 悲鳴を絞り出すようにユノは叫んだ。だが、グレンは取り乱したユノとは対照的に、ごく自然にきわめて冷静な声色に告げた。 「私は男である前にあなたの執事です」 うーん、執事側の気持ちが全然見え…

世界の中心、針山さん(3)

「それでも、やっぱり割り切れない所はあるからね。私は父さんを応援するつもりはないから」 きっぱり言い放った後、自分の部屋へと続く階段を上り始め― その途中で足を止め、振り向き様にひとつだけ付け加えた。 「だけど私は、父さんの『夢』は応援してる…

2009年10月13日の日記

昨日の夕方から悪くなった体調は、今朝になっても戻らず。まあ、昨日の夜に比べれば平気だけど……三連休の何が嬉しいかっていったら、三日休める事じゃなく、仕事する日が四日になることだと思う。今日の僕はホント頑張ったと自画自賛してやる。帰宅したら、…

我が神に弓ひけ背約者(上) 魔術士オーフェンはぐれ旅(9)

「彼女に追いついたところで、どうしたいのか。なにか言いたいことでもあるのか。俺にはさっぱり分からない。彼女を助けたいのか。彼女の邪魔がしたいのか。それとも―」 「そんなの、決まってるじゃないですか」 朗らかに、マジクが言ってくる。 「姉弟なん…