「ねえ、あたしにくらいは打ち明けてよ。憎からず思っているのは本当なんでしょう？」 「だからそれは……世話になっているからで……でも、でも」 「じゃあ嫌いなの？」 「そんなことは無い！」 うん、とアリアが目許を緩めるのを見て、慌てて言い訳する。 「い…

「あがぁっ！蹴ったね雄二!?僕の召喚獣の首をサッカーボールに見立ててゴミ箱に蹴り込んだね!?なんてことをしてくれるのさ！」 「そう怒るな明久。よく言うだろうが。『友達はボールだ』って」 「それを言うなら『ボールは友達』じゃないの!?前後の順番入れ…

実はかなり気になってはいたんです。 最近何通かメールをもらってふと思った事。このブログを読んでいて「ボードゲームあんまりやった事ないけど、機会があるならやってみたい」という方がいらっしゃったりしますかね？ ちょいと皆様に質問 土屋つかさの今か…

頭痛で目が覚める朝。動くたびにズキズキ脈打つし、上からも下からも出るモノがあったので、さすがに通勤は無理だと思って休みました。最近どうも具合はよろしくなかったんですが、具合悪いことがデフォなので、気にしてなかったらこの始末のようです。迷惑…

「いや、どうしたって後悔するように運命づけられている。私たちがいかに画策しようと聖剣を打つ者と鞘を継承する者、ふたりは出会い、すでに自分の意志で動き始めている」 窓の外に目をやる。軍国の方角を。 「任せましょう。未来ある若者たちに」 ルークと…

「何もかもさらけだすことが『心を許す』ということではないんだよ。この先、君はもっとたくさんの自分を見つけるだろう。たくさんの自分を見せられる相手をさがしなさい。いつか誰かを愛して、一緒にいたいと思う日だってきっとくる」 「……一緒にいたいとは…

以前から移行しようという話はしてたような気がしますが、3000近い記事を移行するのがとても面倒なのでずっと放置してたんですが、現在借りてるサーバが不安定なこともあり、ちょうど良い機会だから、サーバの移行をかねてWPを使ってみてはどうかなと思った…

今日はまったり読書。 「バカとテストと召喚獣 6」「ペテン師一山400円」「鷺と雪」「文学少女見習いの初恋」を読了。 よくもまあ、これだけばらばらなジャンルの物語を読めるものだと自分でも感心する。そして四冊の本を読んだら三冊の本が届く法則。[Amazo…

えっと、まずは「カラミティナイト」関連についてですが——残念ながら現状ではＧＡ版の刊行は二巻まで、ということが決まってしまいました。続編を楽しみにしていて下さった皆さん、申し訳ありません。

「ねえセシリー。もしもあたしが狂っちゃうようなときがあったらさ、そのときはこの鞘に閉じ込めてね」 狂う、という穏やかでない物言いに眉をひそめたが、すぐにセシリーは不敵に笑った。 「そのときは私が君の鞘になる」 理想だけで進んでたセシリーに突き…

その者、一切の衣を纏わず金色の野に降り立つべし…… ゼンラーマン対決に思わず本をとじてしまったのは僕だけでしょうか。それはともかく、子供の理想と大人の現実が生み出す差に、心が痛む。→ 感想

来たる5月3日、第8回ライトノベル・フェスティバルにて同人誌を発行します（あ、冒頭の文章はネタですので。一応）。 タイトルは『らのさい！』。この時点でピンと来た人も多いと思いますが、GA文庫『ばけらの！』のパロディ的な本になります。今年のエイプ…

今日も寒い。なんだこの気温の変化は。スーツの上に着るちょうどいいものがないので、寒さに震えながら通勤するなどしてたら、風邪引きそうなんですけど、どうしてくれよう。本日のbk1からのお届け物。[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1]箱の中に文学…

私はこの目に映るすべてを救う ― 。 そう宣言した。なれば偽善だろうが無力だろうがどうでもいい。後先は考えない。 すべてを救う。守ることが自分の仕事だ。 「私は諦めません」 意識しまくるセシリーが可愛いですが、それ以上に守るために戦う決意をする姿…

「許せないな……。困ってる人の弱みにつけ込んで小銭を稼ごうだなんて、正義に反する。それにその魔物とやらも小物すぎだ。強敵を倒してこそ勝利の価値もあるというのに。ぼくの浪漫に対する裏切り行為だよ、これは」 拳をふるわせ憤然とぶちまけたフレッドは…

iPhoneで「ゐ」を入力する方法がわからないので、ボドゲやりながらゐんどさんのめいげん*1やら非道っぷりをPostするときは、@mykaze と入力していたんですが、どうやら普通に「ゐ」と入力することができるらしい。 ローマ字入力のキーボードを出しておけばゐ…

今週からGW入ってる人もいるだろうから、電車は空いてるだろうと思ってたのに、いつもどおりだった。おまえら、さっさと休めよ。ところで、昨日はいつもより寝るのが遅かったのに、目覚めは異様に早かった。1時間も早く起きるとかありえない！ おかげで激し…

どうか、おばあちゃん。 黄泉路に下ってしまう前に、そうして祖霊の列に加わってしまう前に、教えてほしい。 あなたを殺したのは誰なのか、を。 少しずつ明らかになっていく呪には、哀しみを感じるけれど、それだけではない暖かさもあってよかった。小野の当…

「思っているも思っていないも、ランプの所有者がわたしなのだから、わたしが主人に決まっているだろうが！ランプの魔神が召喚者に逆らうなど、ルール違反ではないか！」 「ルールですって？わたしはセレブよ、自分がルールよ。仮にわたしが誰かを主人とする…

今日はアキバでボドゲオフ（人狼無し）。ルネさんと初顔合わせでした。 とりあえず、時間無いので簡潔に言うと、ビリ、ビリ、三位、一位、一位、三位だったかな。 我ながらどうかと思う感じですが、まあいいや。その後、久しぶりに飲みに出かける。考えてみ…

「ずっとそばにいろって言ったのはだれだよ！」 「な、お、おまえ、さっきからっ、そんなこと言ってる場合かッ」 「僕は奴隷なんだろ。ミネルヴァのものなんだ。逃げるわけない。この先ずっと―」 吐き出した言葉は血の味がした。 「その死を、喰らってやる」…

あまりにもささやかに流れたから、アンナはそれに気づかなかった。そしてハルカはそのたったひと雫だけで、涙を止めた。 胃の中に充満した恐怖と不安のほんの隙間から、焦燥に似た感情がじんわりと滲み出す。 早く行かなければ、とハルカは思った。 早く行か…

具合が悪いのか疲れが溜まってたのかよくわかりませんが、今日は三時間も昼寝してしまった。昨日だっていつもより早く寝てるのに……。おかげで、普段の就寝時間が近づいても全然眠くない（あたりまえだ）。 いつもに比べたら、かなり活動時間が少ないんだけど…

「つまり……おまえはもともとは普通のペンギンで、誰かに改造されてサイボーグみたいな身体になったってことか？一から科学で組み上げられた存在じゃなくて」 「ま、そうなる」 「誰に改造されたんだ」 「赤面党……って知ってるか？」 最後でかっちりハマって…

「このままだと―」 ペルセルテが両方の拳を握りしめて呻くように言った。 「この後『実は部屋をとってあるんだ』とか言って雪崩れ込むパターンですね……！」 「むう。ああ見えてあの小役人め、結構手慣れているらしい―なかなか手際がいい」 コーティカルテも…

一週間が早く感じる。といっても、週半ばまでは長く感じてたので、単に金曜日だからだろうけど。週末がくれば本が読めると思うとやる気が出るのは、自分でもどうかと思う。原動力が変だ……今日読んだ本は「はかなき世界に、最期の歌を」。 明らかに不自然な死…

「王女殿下がこの町にこられたご用向きは、王宮に献上するための地図作りのはず。ご好意で言ってくださったのでしょうが、地図など、そう必要なものでもありますまい」 それには反論しなければならないとリーナは思った。 「地図は、誰にとっても必要なもの…

「強さには多くの種類があります。その中で調停員の強さが何かと問われれば、どれだけのオルカから信頼を得られるかに尽きるでしょう。ならば深弦殿、全てのオルカの信頼を背負いましょう。そして、それでもなお優しさを忘れずにいましょう」 オリーブは一息…

購入本は三冊。[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1]「鷺と雪」はベッキーさんシリーズの完結作品だそうです。どういう形になるのか楽しみであり、終わってしまうのが寂しくもあり。 MFは二冊、SDは今月も買うものなしということで、着々と新刊減らして…

『芙蓉千里』の連載は、５月上旬で終了します。 単行本は６月下旬に発行予定です。 今回終わるのは第一部の「酔芙蓉編」です。 第二部連載開始は９月中旬を予定しています。 その前に、タエの外伝を二ヶ月ほど連載します。たぶん。 早川の『神の棘』は……いま…