2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

神明解ろーどぐらす(3)

今日は、雲二つか三つしか視認できない晴天。 気心の知れたメンバーと、学校帰りに年に一度の夏祭り。 財布には軍資金もなかなかある。 これだけの好条件が揃っていて、今日の下校をとびっきり楽しめなかったら、これはすなわち……下校家の名折れだ。 夏休み…

天使から百年(2) 天使から零年

「余裕だろ。必死なら、行動してる。ほんとに望むなら、行動してる。やる気なんかなくても、必死なら、もう始めてる。今してないなら、必死じゃねえんだ。世界一高い山の登り方を知ってるか?」 「ええと、まず、道を調べて……」 「右足と左足を交互に出すん…

2010年9月20日の日記

朝早く目が覚めたのは、外で騒いでる人たちがいたからです。眠い……けど、一度起きたら二度寝できない不思議。おかしい、仕事ある日なら眠れるのに。 おかげで午前中からフル稼働で本を読むことが出来ました。一日で七冊読んで七冊感想かき上げたおれすごい。…

レッド・アドミラル 潜入捜査は戦乱の幕開け

「私も同じだ。本当は、あなたの傍を離れたくはない。どうしても心配で仕方がない。何かあったら……いや、何もなくても、ただ、あなたの横に居たいんだ」 ロディアさんぱねぇ!いや、ランセも格好いいんだけど、それ以上に男らしくかつ女らしいロディアさんが…

羽月莉音の帝国(4)

敵がわからない戦いが、こんなにも苦しいものだとは知らなかった。 速水の株買い占めでは、速水社長がターゲット。 銘広社の再建では、東丈会がターゲット。 アクアスのTOB戦では、立花社長がターゲット。 だが今回は、敵が定まらない。たしかに誰かが、俺た…

2010年9月19日の日記

昨日の夜は紅玉緑玉の ust 聞いてた。「天才だなーわたし」ばっかり印象に残る。 12時ぐらいに本編は終わったので、僕はそこで寝たんですが、そのあとも長時間やっていたみたい。むしろそっちのほうが面白かったみたいだけど、うん、まあ、その時間に僕が起…

東京レイヴンズ(2)

「まあ、土御門の問題は別にしても、おれが迷惑かけてるんなら、正直、それについちゃ悪いと思う。申し訳ないと思うよ。でも、いまではおれも、あんたと同じ塾生だ。だから……」 彼女たちに向かって、春虎は静かに告げる。 「自分が陰陽師になることを、おれ…

クシエルの使徒(2) 白鳥の女王

足下の地面が割れでもしたように、呆然と立ちすくむばかりだった。 はっと事態を悟ったときには遅すぎた。 はめられた。そもそもの初めから、まんまとあちらの策にはまっていたのだ。 ジョスランとのやり取りが痛くてもどかしくてしょうがなかったんですが、…

2010年9月18日の日記

昨日日記を書き終わってから、布団に潜って「名前探しの放課後」を手にしたら、そのまま読み切ってしまいました。寝たのが1時半っていつ以来だ?名前探しの放課後(上) (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/09/15メディア: 文庫購…

うちのメイドは不定形

大事なことなので、もう一度。テケリさんは、人間ではない。 こうした存在を言い表す、ぴったりな言葉があったはず。 あれは、確か…… 人外。 これは楽しいお話しでした。テケリさんがとても可愛い。いや、分裂したり合体したりは、ちょっとアレなんだけれど…

おと×まほ(11)

「そして、私たちはそれに甘えちゃってる。どんなピンチだって、彼方ちゃんならなんとかしてくれる、ってそんな風に考えるようになってる」 何も言えなくなってしまったボクに、留真ちゃんが決意の言葉を投げかける。 「これからの戦い―それだけじゃダメだと…

2010年9月17日の日記

昨日寝るPostをした後に回線が切れていたらしくて、夜のTLがまるで見られなかった金曜日の始まり。っていうか、今日休んでる人が多いなあ。四連休ですかいいですね(やさぐれ)。打ち合わせやら会議やらが面倒くさいうえに、期日間近なんですが、間に合う気…

マイナークラブハウスの恋わずらい ―minor club house Side-B

「そうして時折、中から響いてくる、楽しげな声を聞く。あの建物の中は、常に大騒ぎだ。いつでも、笑いの気配に満ちている。僕はその気配が好きだ。友人たちが遊んでいる声を聞きながら、少し離れたところで、自分の場所を守っている時が、いちばん落ち着く…

桐咲キセキのキセキ

「……分かりました。アルカナムとはいえ、絶対に何かが起こると、決まっているわけでもありませんからね」 「何かが起きそうな場所で、何かが起きない物語なんて、ありはしませんよキセキさん」 絶大な財力と権力を有する桐咲一族の後継者争いといえばそれま…

2010年9月16日の日記

今日は朝からずっと雨。途中やんだ時間もあるみたいだけど、通勤時間に降ってたら意味がない。電車遅れるし、肌寒いし、そのくせ社内は冷房ガンガンだし。(゚Д゚)ゴルァ!そんなわけで今日は二冊読んだ。 でるたさん、本を読むのはいいけど、感想という労力が増…

踊る星降るレネシクル

「あなたが、本当の本当にダメ人間でもかまわない。世界で一番意気地なしで、世界で一番弱い人でもかまわないからっ」 叫ぶ、 「あきらめるなって言ってくれる人に、わたしは、教わりたい!」 まさかこんな熱い物語だとは思わなかった!勝者こそがすべての「…

星刻の竜騎士

「何か勘違いしてるみたいだから、今のうちに訂正しておくわ。いいこと?あんたがあたしを飼うんじゃないわ」 限りなく平坦に近い胸を思いっきり反らすと、エーコは鋭い眼光をほとばしらせた。 「あたしがあんたの飼い主なのよ!」 とってもツンデレさんなド…

2010年9月15日の日記

しごとがきつい。もしかしなくても、全部の仕事を見てるから気の休まる時が無い。一ヶ月の辛抱と思ってたけど、もしかしたらもっと時間かかりそうなので、ぐったり。どうやって力を振り分けていこうか。一週間ぐらい休めば、みんな危機感持ってくれるかな(…

クシエルの使徒(1) 深紅の衣

「そうね」 小声で言うそばから、抗いがたいスリルが血管づたいにぞくぞくと駆け巡る。 「そろそろクシエルの矢を新たに投げるときが来たのよ」 ああもうゾクゾクしちゃう。本当に信頼できる人は片手にも満たない中、笑顔で会話しながら内心を探り、時にナー…

さくら荘のペットな彼女

「それって、他人に理由を求めてるってことだよな。何か決めるのに、他人が絡んでれば、失敗したときの言い訳にできるもんな。仕方ない。しょうがないって。じゃないと辛いよな。負けたときに全部自分のせいってのは。逃げ場がないってのはさ」 「俺はそんな…

2010年9月14日の日記

「電撃文庫 秋の祭典2010」のサイン会は、落選しました(挨拶)。おのれもちころめ、おめでとうだちくしょう。あ、平和さんも落選したそうです(プ ま、そんなピンワさんの話はどうでもいいんですよ。今日一日僕の心をとらえて放さなかったのは、「クシエル…

小春原日和の育成日記(2)

「今から一時間以内に、貴女たち新入生は信頼に足る友人を各々九人見つけなさい。見つけてそれらで十人のグループを作り、私に報告すること。見つけ方の手段は問いません。どんな方法でも構わないので必ず友人九人を集めること。ちなみにこれを達成できなけ…

カンピオーネ!(7) 斉天大聖

「草薙さん、これはあなたにだけ許された特権であり責務なんですよ」 「特権と責務?」 「はい。あるいは王の仕事というべきかもしれませんね。つまり、決断です」 いやー、やばいね。面白すぎる。猿で神といったら……というのは、何となく想像ついてましたが…

2010年9月13日の日記

夜中に二度目が覚めた。 1回目は親に起こされる夢を見て*1。2回目は本が崩れてきて。この部屋には何かいるのかしら。いてもいいけど、寝る邪魔と本を読む邪魔だけはしないで下さい。寝不足ってる状態で、仕事がたくさんやってくると、精神的にやばくなるよね…

ぷれいぶっ!(2)

「会長、俺、惚れてもいいですか?」 「貴様は少し黙っていろ」 軽快なやり取りが楽しく、発展しそうで肝心なところから進まない恋模様がもどかしく。そんな「ぷれい部」合宿話でしたが、まさか一番印象に残ったのが、魔王たる会長だとは……あまりのかっこよ…

月光

死にたくはない。飛躍した発想だと我ながら思ってもいる。しかし、興味はある。彼女がどのようにして僕を追い詰めてゆくのだろうかと。 日常の中にこれほどの刺激があるだろうか。相手はあの月森葉子である。相手にとって不足などあるはずがない。 自信を持…

今週の購入予定本

09/15 講談社文庫 名前探しの放課後(上) 辻村 深月 [A][B] 名前探しの放課後(下) 辻村 深月 [A][B] GA文庫 桐咲キセキのキセキ ろくごまるに [A][B] おと×まほ11 白瀬修 [A][B] B's-LOG文庫 女神の娘の恋歌 一瞬の光、永遠の輝き 響野夏菜 [A][B] 09/17 …

2010年9月12日の日記

昨日は珍しくラジオなんざを聞いてしまいましたが、アニスパでしたっけ?面白いですね。普通にオフ会で話してるようなことを、そのまま聞けた感じがありました。みんな同じようなこと思ってるんだなあとニヤニヤ。 で、今日。特に出かけることがないのはいつ…

狼と香辛料(15) 太陽の金貨(上)

「わっちのために情報を集めるなんて言い訳しておらんで、雄らしく勝負に行ったらどうじゃ」 ホロは腰に手を当てて、にっと歯を剥いてこう付け加えた。 「仮に例の商会がおおたわけで町が寂れ店がつぶれても、また二人旅なら楽しいじゃろ?」 最終章の始まり…

倒立する塔の殺人

わたしは、物語<倒立する塔の殺人>の続きをまだ書けていない。 設楽久仁子が、なぜこんな物語を上月葎子に読ませ、続きを書くことを強いたのか。 そうして、なぜ上月さんが、空爆のときチャペルにいたのか。 わたしひとりでは、考えつかない。阿部さん、あ…